Web-API 方式による事業者連携は国内初
全国の公共フリーWi-Fi スポットと連携が可能に

　愛媛県公衆無線LAN推進協議会のプロジェクト参画事業者である愛媛CATVは7月27 日、県内で提供している「えひめFreeWi-Fi」において事業者間連携を開始したことを発表した。

連携のイメージ

　この取り組みは、一般社団法人 公衆無線LAN 認証管理機構（以下、Wi-Cert）が推進する、事業者の垣根を越えて円滑に連携できる仕組みを活用している。この仕組みは、共通化された技術仕様(Web-API)により愛媛CATV が提供する「えひめFreeWi-Fi」エリアとワイヤ・アンド・ワイヤレス社(以下、Wi2)が提供する「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」アプリとの連携を実現するものだ。
　また、愛媛CATVではえひめFreeWi-Fi(愛媛CATV 提供 B 方式)接続アプリも準備中だという（8 月中リリース予定）。これにより、今後、全国で拡大が見込まれているWeb-API 方式対応のWi-Fi アクセスポイントがアプリにより簡便に接続できるようになる。
　今回の連携により、愛媛CATV が提供する「えひめ FreeWi-Fi」(B 方式)は「愛媛CATV えひめフリーWi-Fi 接続アプリ」に加え「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」アプリで簡便にWi-Fi 接続可能となり、「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」の利用者は全国20 万カ所のWiFi スポットが利用可能だ。
　愛媛CATV は「このスキームを活用し様々な事業者間との認証連携を推進し、よりユーザーの利便性の高いサービスを提供することで、えひめFreeWi-Fi のさらなる普及促進に努めていく」としている。