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業界初となる2 GHz帯域幅の44 GHzデュアルチャネル・ベクトル信号発生器を発表【キーサイト】

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5Gおよび衛星通信用の広帯域ミリ波アプリケーション対応の高性能のVXGマイクロ波信号発生器

 キーサイト・テクノロジーは2月20日、1つの筐体で最大44GHzの信号と2 GHzの無線周波数(RF)変調帯域幅をサポートする、業界初のデュアルチャネルマイクロ波信号発生器を発表した。キーサイトの新しいVXGマイクロ波信号発生器を使用することで、テストセットアップの複雑さが軽減され、無線(OTA)テスト環境で発生する経路損失が減少するため、5Gおよび衛星通信用の要求の厳しい広帯域ミリ波アプリケーションに対応できる。
 5G New Radio(5G NR)で採用される多くの装置では、チャネル帯域幅を広げ、ミリ波周波数で動作するアクティブ・アレイ・アンテナ技術を用いることで、マルチ入力マルチ出力(MIMO)、およびビームフォーミングテクノロジーに対応している。ミリ波周波数に対応するコンポーネントやその他の無線ネットワーク機器では、3GPPで義務付けられているコンフォーマンステストをOTAテスト環境で実行する必要がある。
 次世代の携帯電話テクノロジーに対応するキーサイトの新しいVXGマイクロ波信号発生器の特長は次の通り。

  • 最大2 GHzのRF変調帯域幅のデュアルチャネル44 GHzベクトル信号発生機能と、位相コヒーレントを担保する機能を1つの筐体に搭載した、5G NRテストシステムとして最適化されたセットアップ
  • 高パワー出力時において、業界最高のエラーベクトル振幅(EVM)および隣接チャネル電力比(ACPR)性能を実現し、OTAテストシステムにおける経路損失を低減
  • 同社ソフトウェアスイートPathWave Signal Generationとの統合により、基地局や携帯端末のトランスミッタ/レシーバのテスト向けに、最新の3GPP 5G NRに準拠した信号を生成でき、製品開発を加速

 キーサイト・テクノロジー 高周波計測R&D部門 バイスプレジデントのJoe Rickert氏は「2 GHz帯域幅の世界初となるデュアルチャネル44 GHzマイクロ波信号発生器を、ベンチトップ型とモジュール型の両方のフォームファクタで発表できることを大変うれしく思う。VXGの持つ低位相ノイズ、高出力、優れた変調精度、低歪み性能は、商用通信や航空宇宙防衛産業向けの無線通信アプリケーションに理想的な信号発生器だ」とコメントを出している。

 キーサイトのVXG信号発生器は無線機器の設計者やメーカーに、以下のような高度で幅広い機能を提供する。

  • ミリ波周波数における測定の整合性を最適化し、広帯域幅に対する不確実性を最小限に抑える優れたRF性能
  • 規格に準拠したテスト信号の作成作業を効率化する5G NR対応の新しいグラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)
  • マルチタッチとモジュール対応のユーザー・セントリックなインタフェースにより、同じ性能で研究開発/製造固有の使用環境ニーズに対応

 キーサイトの5G波形発生/解析テストベッドソリューションには、機能が強化されたVXGマイクロ波信号発生器が活用されており、3GPPの規格に従って周波数レンジ1(FR1)と周波数レンジ2(FR2)の両方で新しい5G製品の設計を効率的に検証できる。キーサイトは「5G NRコンフォーマンステスト時の課題に対応するテストベッドソリューションを生かし、新しいテクノロジーを市場対応ソリューションに短期間で統合することで、お客様の迅速な取り組みを支援し“業界初”という目標の達成を可能にする」としている。

VXGマイクロ波信号発生器