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ブランチからクラウド エッジまでより安全につなぐSD-WANセキュリティのポートフォリオを拡充【シスコ】

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 シスコシステムズは11月28日、SD-WANセキュリティのポートフォリオを拡充すると発表した。Cisco SD-WAN セキュリティは、2018年12月より機能追加予定。また、Cisco 1111X 統合型ルータおよびCisco 4461統合型ルータは、2018年12月より販売開始予定。
 シスコは「セキュリティとソフトウェアで定義された広域ネットワーク(以下SD-WAN)テクノロジーを統合し、企業/組織が選択肢と自信を持ってクラウドを迅速に採用できるように支援する」としている。

 広域ネットワーク(以下WAN)は根本的な転換を迎えている。現在、企業/組織はアプリケーションを複数のクラウド(パブリック、プライベート、SaaS)でホスティングしている。人々の働き方も変化し、従業員はオフィス内だけでなく、コーヒーショップや空港ラウンジからも接続する。ビジネスに重要なアプリケーションにユーザが接続する際に、企業/組織はインターネットに頼らざるを得ない。これにより、ネットワークとセキュリティが交差する新たなクラウド エッジが生じた。
 これまでのSD-WANソリューションは、アプリケーション エクスペリエンスとセキュリティのどちらを取るかの選択をIT部門に強いてきた。シスコは、SD-WANポートフォリオを進化させることでクラウド エッジの新たな現実に対応する。Cisco SD-WANを導入することで、IT部門は優れたアプリケーション エクスペリエンスを提供すると同時に、これまでにないシンプルさとスケールによってユーザの生産性を向上させることができる。また、ブランチからクラウドに至るまで、必要とされるあらゆる場所で最新のセキュリティを簡単に有効化できる。
 シスコ エンタープライズ ネットワーク担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのスコット・ハレル(Scott Harrell)氏は「新たなクラウド エッジの登場は、お客様のネットワークおよびセキュリティ アーキテクチャに混乱をもたらしている。現在では、すべてのWANデバイスはソフトウェア定義型にしてセキュアである必要がある。シスコのSD-WANを採用することで、お客様は最高のネットワーキングとセキュリティを得ることができる。シスコは、お客様ができるだけ迅速に、より少ないリスクでクラウドの能力を活用できるように、新たなビジネスの世界へのかけ橋となる」とコメントを出している。

シンプル、セキュア、スケーラブルなCisco SD-WAN

 Cisco SD-WANは、今日の喫緊の課題に対応できるように設計されているが、将来の課題にも対応する柔軟性も併せ持っている。新たなイノベーションは次の通り。

SD-WANによるセキュリティの融合
 アプリケーション アウェアなエンタープライズ ファイアウォール、侵入防御からURLフィルタリングに至るまで、Cisco SD-WANには高度なセキュリティが組み込まれ、ひとつの管理画面で一元的に管理される。これにより、高度なセキュリティを簡単かつスピーディに設定が可能となった。また、Cisco SD-WANは、業界で最も強力なサイバー脅威インテリジェンス ソリューションTalosとも連携している。

クラウド セキュリティの導入を容易に
Cisco SD-WANとクラウド型セキュリティサービスCisco Umbrellaを統合することで、接続を確立する前に悪意のあるサイトへのアクセスをブロックできる。

オープン&プログラマビリティ
 Cisco SD-WANは、APIの公開により、独自に新規サービスを作成する機会をサービス プロバイダーやパートナーに提供している。また、開発者とネットワーク エンジニアによる革新を支援するために、Cisco DevNetは新しいSD-WANラーニングラボとサンドボックスを用意した。

新しいSD-WANインフラストラクチャ
 ViptelaとMerakiによる世界で最も広範なSD-WANポートフォリオを持つシスコは、小規模/大規模ブランチ オフィス向けに設計された2つの新しい統合型サービス ルータ(ISR: Integrated Service Router)によってユーザにさらなるオプションを提供する。

購入と管理の容易化
 シスコは、新しいソリューションの利用と管理をシンプルにした。ネットワークとセキュリティを単一ライセンス モデルで購入し、また、同じインタフェースから管理することが可能となる。

Cisco 1100 Series