協和エクシオとPicoCELAは1月17日、NTTドコモが提供する「5Gプレサービス」を活用した高性能メッシュWi-Fiの接続・伝送検証に成功したと発表した。

　同検証では、東京ソラマチ内にある施設「PLAY 5G ~明日をあそべ~」から5G電波を受信し、イーストヤード5階全域においてWi-Fiエリアの構築検証を実施した。
　従来、Wi-Fiエリアの構築には光回線の手配や機器の設置、配線などが必要で、導入までに多くの時間とコストを要していた。そこで、光回線の代わりに5G回線を利用することにより、5Gの「高速・大容量」という特長に加え、装置間接続の容易性を活かすことで、光回線と同等以上の伝送が可能になる。また、今回使用したPicoCELAのAPの特長である、従来製品よりも減衰量が少ないマルチホップ伝送を活かすことで、より広範囲での大容量通信が可能となる。

実施内容

日時・場所
日時：2020年1月15日（水）　午前9時～午後5時
場所：東京都墨田区押上1丁目1－2
東京スカイツリータウン・ソラマチ5階

各社の役割
協和エクシオ：企画・立案、構築、検証試験
PicoCELA ：企画・立案、機器提供、設定、検証試験

今回の検証に協力した企業
東武鉄道
東武ビジネスソリューション
東武タウンソラマチ

　協和エクシオは「今後は、イベント会場や建設現場などをはじめとする幅広い場所・用途において、簡易設置かつ大容量伝送が可能な通信プラットフォームの提供、各種ソリューションとの連携による新たな付加価値の提供を図っていく」としている。
　また、同検証の機材、内容は、1月23日から東京ビッグサイトで開催される「DOCOMO Open House 2020」で展示するという。