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パンドウイットが液浸冷却装置の活用と小型データセンタの実現に向けた実証実験に参画

データセンタ/LAN 無料

液浸による冷却ソリューションでデータセンタでの脱炭素・省電力に貢献

 パンドウイットコーポレーション(以下、パンドウイット)は7月2日、『KDDI、三菱重工、NECネッツエスアイ、液浸冷却装置の活用および小型データセンタの実現に向けた実証実験を開始』への協力企業として参画していることを発表した。
※関連記事:KDDI、三菱重工、NECネッツエスアイが、液浸冷却装置の活用および小型DCの実現に向けた実証実験を開始

 実証実験の目的は、『~脱炭素化に向け、サーバーを冷却するための消費電力を削減~』であり、パンドウイットのコアビジネスであるデータセンタソリューションは大手のIT系やサービス系企業にも数多く採用されており、その構築ノウハウも併せて提供予定だという。

 データセンタは世界的な需要増加に対応するため、今後ますます投資され拡張されて行くことが想定されている。特に日本においては電力を大量に消費するというデータセンタの課題に応えると同時に、二酸化炭素の排出抑制等地球環境保全を両立する重要性が高く、小型・高密度を実現する液浸による冷却ソリューションへの期待は大きくなっている。
 パンドウイットは「今回の実証実験に対し、機器と機器を接続するケーブルおよびコネクティビティを使った超高速100Gbps対応のケーブリングソリューション(メタル&ファイバー)を提供し、液浸冷却装置間における接続検証およびその耐久性を検証する。また、ケーブルに関しては、難燃性など業界に特別な要件にも対応する必要があることから、その耐久性に関しても検証していく」との考えを示している。