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AIインフラ時代に対応する新型OTDRや、光通信部品向けマルチアプリケーションテストシステム

OTDRのリモートコントロールアプリ

 ハンドヘルドOTDRは、コアネットワークやFTTHといった従来のテレコム需要だけでなく、AIデータセンタ(以降、DC)における新たな需要としても注目されている。400Gや800Gといった超高速伝送では、わずかな反射や損失が通信品質に影響を及ぼすため、障害箇所の特定やファイバ状態を詳細に可視化できるOTDRの重要性が高まっているからだ。特にハンドヘルド型は、スペース制約の厳しいDC環境においても高い機動性を発揮できる点から、活用の幅が広がっている。横河計測の「AQ7290」「AQ1210」シリーズは、こうした需要に対応する高い測定性能に加え、作業を効率化する機能も順次強化されている。
 2025年10月にリリースされたOTDRリモートコントロールアプリ「OTDR RCM」は、OTDRを遠隔地のスマートフォン、タブレット、PCと連携させ、LTEやWi-Fi等を介して操作やデータ転送ができる。例えば、融着作業現場のタブレットから、遠隔の局舎に設置したOTDRを操作することで、局舎側に作業員を配置する必要がなくなる。これにより、電話での操作指示や測定結果確認といった連絡工程を削減でき、作業スピードの向上やヒューマンエラーの低減につながる。また、「AQ3550」光スイッチボックスと連携することで、最大12心までの心線の切替・測定をタブレットから簡単に行うことができる。「実際にお使いいただいている方々からは、人手不足が課題となる中で現場作業の効率が大きく向上し、限られた人員でも高品質な作業が可能になる点や、レポート送信機能によりオフィスに戻らず作業を終えることができる点もご評価いただいている。また、熟練者が遠隔から複数の現場の測定状況をリアルタイムで確認し、作業支援できることから、人材育成の効率化にも寄与している」(同社) 。アプリは、App StoreやGoogle Playから無料でダウンロードできる。

複数心線測定時のOTDRリモートコントロール活用イメージ。

マルチアプリケーションテストシステムのモジュールを拡充

 「AQ2300シリーズ」は、光通信部品の評価・製造に適した、最新のマルチアプリケーションテストシステムだ。ロングセラーの従来機「AQ2200シリーズ」の性能を継承しつつ、最大18chの高密度実装、データ転送の高速化、光電融合測定、タッチパネルによる操作性の向上などにより、AIデータセンタ需要や次世代通信開発といった最先端の評価・製造現場におけるテスト工程を効率化できる。
 モジュール方式のプラットフォームであり、3スロットや9スロットのフレームに、光源、光パワーメータ、光スイッチ、光アッテネータ、ソースメジャーユニット(SMU)のモジュールを自由に組み合わせて使用できる。例えば、光パワーメータと電気計測用のSMUを同一フレームに収容し、内部バスで直接同期させることができるので、外部配線が不要になり、システム構築の簡略化やノイズ低減にも寄与するほか、高度なスイープ測定(I-V、I-L)が可能だ。これにより、シリコンフォトニクスや400G/800G光トランシーバなど、光と電気を同時に、かつ極めて高い精度で同期して測ることが求められる光通信部品の高度なテスト環境も容易に構築できる。また、同期させたいチャネルの複数選択も可能であり、多レーンの一括検査で高いスループットを実現する。
 「ASE光源などを追加し、モジュールのラインアップが18種類に増えた。また、提携メーカーのプローブを接続して、コネクタ端面の鮮明な画像を筐体パネルに表示できる。従来モデルからの置き換えや、新規のお客様も増えており、これら様々な機能を総合的にご提案している」(同社)

「AQ2300シリーズ」の外観。フルタッチディスプレイも備わっている。

特集目次

出展社Preview(50音順)

エクシオグループ

住友電工グループ

日本コムシス

・横河計測

以下、後日更新

・NEC

NTT AS研 小松所長インタビュー