クオンタムソリューションズは10月12日、大手インターネット検索エンジン企業とNVIDIA GPUサーバの販売契約を締結したと発表した。(情報提供：共同通信PRワイヤー)

　本件は、9月21日に発表された大型受注を確定したもの(当サイト内関連記事)。NVIDIA GPUサーバは、主にAIを活用したサービスの提供に必要な、大量かつ高速の計算処理に使用される予定だ。販売契約に関連する売上高は約16億5000万円だという。
　クオンタムソリューションズは「これにより当社は、NVIDIA GPUサーバの主要サプライヤとしての地位を確固たるものとし、世界のIT業界の先進企業に高性能ソリューションを提供するという取り組みをさらに進めるものとなった」としている。

　今回NVIDIA GPUサーバを購入した大手インターネット検索エンジン企業は、自然言語処理、ナレッジグラフ、音声認識、コンピュータビジョン、拡張現実などのAI機能に加え、AIチップやディープラーニング フレームワークを含む包括的なAI製品で広く知られている。NVIDIA GPUサーバは、このようなAIを活用した数々のサービスの提供に必要な大量かつ高速の計算処理に使用される。

　NVIDIA GPUサーバは、世界トップクラスのサーバメーカーであるKaytus Singaporeとの代理店契約（2023年9月4日発効）を基に調達された。

　クオンタムソリューションズの代表取締役であるマーク・ピンク氏は「この大型受注の発表以来、NVIDIA GPUサーバのスムーズな統合と納入のため、この大手インターネット検索エンジン企業と緊密に連携してきた。この提携は、顧客満足に向けた当社の取り組みと、個別のビジネスニーズに合わせたソリューションを提供する当社の能力を実証するものだ。これは当社にとって大きな成果であり、クオンタムソリューションズの収益および市場でのプレゼンス向上につながるものと期待している」とコメントを出している。

　この販売契約に関連する売上高の約16億5000万円は、10月13日に発表されるクオンタムソリューションズの今期の業績予想に反映される。最先端のテクノロジーソリューションのプロバイダーとして高い信頼を得ている同社は、イノベーションを推進し、世界中の顧客に価値を提供することに尽力している。

　クオンタムソリューションズは「AI業界のお客様に卓越した製品とサービスを提供することに、引き続き取り組んでいく」としている。