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シスコがハイブリッドな働き方を支援する Webex Suiteを発表

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 シスコシステムズ(以下、シスコ)は7月7日、インクルーシブでハイブリッドな働き方を推進するWebex Suiteを発表した。
 これは、電話(クラウド電話)、会議、メッセージ(ビジネスチャット)、投票、イベントなどの複数のオンライン コミュニケーションツールを、1つのアプリケーションでシームレスに使える画期的なソリューションとなっている。

 新型コロナウィルスの感染拡大により、多くの企業や組織がリモートワークの導入を急速に進めてきた。しかし、これからは、経済活動や社会活動の制約が緩和されるにつれて、社員一人ひとりがオフィスまたはリモートで、あるいはその両方を組み合わせて仕事をするハイブリッドな働き方が主流になっていくことが予測されている。
 シスコは「今後、リモート参加者が含まれる会議は98%に達すると予想されており、リモートと対面のコミュニケーションを組み合わせたハイブリッドな働き方に備えて、職場における新たな文化や価値観を確立するとともに、適切なテクノロジーを整備していくことが必要になってくる」との見解を示している。

働き方の急速な変化

 Webex Suiteはオンライン コミュニケーションのエクスペリエンスを刷新し、ハイブリッドワークの実現を支援する。
 双方向のライブQ&Aや投票を集計するSlido の提供に加え、対面、オンライン、ハイブリッドなどあらゆる形式のイベントを支援するイベント プラットフォームのSocioを提供する。
 また、プライバシーを重視しながら設計された Webex People Insights を利用することで、オンライン コミュニケーションに費やしている時間はもちろん、開始時間通りに参加した会議の割合、自分が発言した時間などを、直感的に分かりやすいグラフで確認することができ、個々の参加者に気づきを与え、生産性やエンゲージメントを高めることができる。

 過去10カ月に発表したハイブリッドな働き方に求められる800以上のイノベーションが含まれるWebex Suiteは、シスコ販売パートナーより購入できる。

今回発表されたWebexの主な新機能

価値の拡大:まったく新しい Webex Suite は、会議、電話、メッセージ、投票、イベントなどの機能を1つにまとめた、シームレスにハイブリッドな働き方を支援する業界初のソリューション。Webexの新しいアイデンティティやロゴは、Webex が市場やユーザ、生活にもたらす力強い目的や価値を反映するものに刷新された。

双方向性のライブエンゲージメントを最大化する:業界初のオーディエンス エンゲージメント ソリューションである Slidoとの連携開始により、より双方向なコミュニケーションが可能になった。Q&A、ライブ投稿、クイズなどを通じて、参加者からリアルタイムに意見を収集することができ、投票結果も意見が多いものは大きな文字で表示したり、順番を上に設定できるなど、主催者にも参加者にも、今までにない双方向なエクスペリエンスを提供する。

Slidoの利用イメージ。

今までにないオンサイト、オンライン、ハイブリッドのすべての新しいイベント エクスペリエンスを提供:今後のハイブリッド型イベントの時代に必要なイベントの実施や管理の包括的な基盤となる。シスコによるSocioの買収取引の完了次第、業界初の大規模なエンド・ツー・エンドのイベント体験を実現する全機能が提供可能となる。

周囲で話し声が聞こえても、自分の声だけ伝える:Webexに搭載する市場有数のノイズ除去機能とスピーチ エンハンスメント機能で、周囲の声や音などの背景ノイズを除去し、自分の声だけを拾う。この画期的なMy Voice Only機能により、同僚の話し声が常に聞こえているオフィスや、自分だけの静かなスペースを必ずしも確保できない在宅勤務中でも、周囲を気にせずオンライン会議やコミュニケーションに集中することができる。 

余分な左右上下のスペースがなく最適なレイアウトで自分が映る:カメラに組み込まれているインテリジェンスが参加者人数を瞬時に判断し、画面のレイアウトや参加者のカメラ映像を最適化するPeople Focus を搭載。会議室から複数人でWebexに参加していても、複数人を1フレームにまとめて入れるのではなく、各参加者を認識し1人1フレームで映し出す。これにより、オフィス勤務、在宅勤務の場合でも対面と変わらない会議を体験することができる。

堅牢で安心なセキュリティ:機密情報を自動的に遮断、削除する Webex 向けのリアルタイムのデータロス防止機能を Messaging で提供する。リアルタイムのデータロス防止機能により、ユーザによる機密情報の投稿を未然に防ぐことができる。これにより、機密情報が投稿されてから修正、削除しなければならないような事態を避けることができる。さらに、Webexではエンド・ツー・エンドのID確認による暗号化の拡張などの強化オプションを提供し、使いやすさとセキュリティのいずれも犠牲にすることなく両立させることができる。

パーソナルページからアクセスできる People Insights:パーソナルページからアクセスできる People Insights は、利用者が個人的に設定した目標と、会議、ワークライフ インテグレーション、利用時間などを可視化し、管理、把握することができる。“ピープル ファースト”の考え方で設計されており、インサイトは、個人、チーム、組織の 3 つの観点から提供される。すべてにプライバシーとセキュリティが配慮され、この情報を利用できるのは利用者本人のみとなる。

オープンで充実したWebexのAPI/SDK