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集積量子光回路実現に向けて大きく前進【KTH】

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 スウェーデン王立工科大学(KTH)の研究チームは、チップ上での光量子情報処理実現に大きく前進した。量子ナノフォトニクスにおける新方法は、Nature Communicatonsに発表されている。

 KTHのグループは、シリコンベースのフォトニックチップに人工原子(量子ドット)を集積することでそのようなシステムのビルディングブロックを作製することができた。同グループは、外部のコンポーネントを使うことなしに、チップ上でシングルフォトンを生成しフィルタ処理した。

 量子コンピュータと量子ネットワークは、バイナリービットで情報をエンコードする今日の古典的なコンピュータとネットワークを凌駕すると期待されている。1sと0sで構成されるビットではなく、量子ビットは同時に両方の値の重ね合わせをとることができる。つまり、より少ない計算ステップで遥かに大量の情報を処理できることになる。潜在的なアプリケーションに含まれるのは、エネルギー効率の優れた計算、センシング、安全な通信。

 しかし効果的な集積量子回路の開発ができるようになるには、克服すべき課題がある。KTHの量子ナノフォトニクスグループは、今回発表の研究成果でこれらの課題を解決したと、研究の共著者、KTH研究者、Ali Elshaariは主張している。

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