100mでもHDMI規格の最高スペック 4K60p HDR（18Gbps）伝送が可能

4K60p HDR 対応 HDMI光ケーブル

　エイム電子は11月16日、4K解像度の最高スペック18Gbps伝送に対応した「HDMI光ケーブル」を2017年春より発売すると発表した。その発売に先駆け、 Inter BEE（国際放送機器展）2016でデモンストレーション展示が行われる
　同製品は、通信分野の超高速デジタル伝送で実績のある光伝送技術を応用し、レーザーダイオードでHDMIの電気信号を光信号に変換、石英ファイバによって伝送する。この伝送方式は、電気信号の減衰による信号劣化がなく、様々な設置環境で発生する電磁ノイズの影響も受けないため、長距離でも非常に安定した性能を発揮し、理想的な高品質ロスレス映像と音声信号を送ることができる。
　
　4K解像度やHDRおよび最新規格に対応し、伝送性能は、銅線ケーブルでは10mが限界とされる4K規格の最高伝送スピード（18Gbps）で、10m以上での確実な伝送を実現。光電変換部の駆動電力は、HDMI規格に対応するため外部からも供給可能な設計とし、給電端子をコネクタ後方に搭載することで並列するコネクタ同士の干渉を防ぎ、ユーザビリティと安定した性能を確保している。
　またHDMIの伝送方向に合わせた設計とデザインにより、方向性誤認による施工ミスを防止。
　出荷前の検査工程では、最新実機による18Gbps伝送確認検査を全数で実施し、確実な伝送が求められるデジタルサイネージなどの分野で必須となる高性能と高品質を実現している。