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沖電線、USB3 Vision規格に準拠した「ライトアングルコネクター付きケーブル」を販売開始

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 沖電線は9月29日、画像検査装置などのマシンビジョンシステムで使われるUSB3 Visionケーブル・シリーズのラインアップに、カメラ接続部の省スペース化が可能な「ライトアングルコネクター付きケーブル」を追加し、10月1日より販売を開始すると発表した。販売目標金額は1億円以上(2018年度 シリーズ合計)。

マシンビジョンシステムにおけるインターフェースケーブル配線の自由度を高め、省スペース化に貢献

「ライトアングルコネクター付きケーブル」(右引出しタイプ)

「ライトアングルコネクター付きケーブル」(右引出しタイプ)

 カメラへのケーブル接続は、カメラ背面部へストレートに接続する形が一般的だ。この場合、ケーブルを任意の方向へ引き回すためには、ケーブルへダメージを与えないよう緩やかに曲げる必要があり、接続部の周辺には、十分なスペースを確保する必要があった。
 沖電線では、カメラ背面などケーブル接続部の省スペース化や、シンプルで無理のないケーブル敷設を実現できる「ライトアングルコネクター付きケーブル」を開発した。コネクタをL字に折り曲げた形状とすることで、端末部の低背化を図り実装時の省スペース化を実現している。用途に合わせて、上下引出しタイプと左右引出しタイプの2種類を用意したという。
 また、コネクタと組み合わせるケーブルについては、従来品の可動タイプ・高摺動タイプのほかに、低コストで伝送性能に優れた固定配線用の標準タイプと、当社比約15%の細径化を図った細径タイプも新たに加わる。
 今回のこれらラインアップの追加により、ケーブルをカメラとの接続部から上下もしくは左右方向にケーブルを曲げることなく配線したい方向へ直接引き出せるため、カメラとの接続部周辺にスペースを取りにくい場合でも実装が容易となる。さらにカメラを搭載する画像検査装置などの小型化が可能になるほか、用途(固定・可動)と伝送距離に応じて配線や装置設計の自由度が大きく向上し、多様なユーザニーズに対応することが可能となった。

特長

  • ケーブルの引き出し方向が、従来からのストレートに加えて「上・下・左・右」の4方向から選べる。
  • スクリューロック付は振動が加わる環境でも確実な接続を保持する。
  • 左・右方向タイプはシングルスクリューロックとし、コンパクト・省スペース性に優れている。
  • ケーブルは用途に応じた4タイプをご用意している。