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Microsoft Azure IoT Edgeを活用したVision AI Developer Kitの実証実験の取り組みを開始【協和エクシオ】

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エクシオのIoT・センサーソリューションと組み合わせて現場での活用を推進

Vision AI Developer Kit

 協和エクシオは11月16日、クラウド総合エンジニアリング分野の強化を目的に、新たにMicrosoft Azure IoT Edgeを活用した「Vision AI Developer Kit」と自社のIoT・センサーソリューションを組み合わせた実証実験の取り組みを開始したと発表した。これにより、エッジでのAIによる画像処理を実現し、従来AIの活用が困難だった現場(防犯/危険予知でリアルタイム処理が必要な現場、ネットワークが不安定な現場、映像をクラウドに格納できない現場)でも活用が可能となる。ビルや工場、建設現場、社会インフラに展開し、安全性、防犯性、効率化の向上に対する貢献を想定しているという。

実証実験の背景

 商業施設や鉄道など、さまざまな施設で防犯カメラの新設や増設が進んでいる。警備員が24時間体制で監視し、膨大な監視映像を目視確認することは困難であり、監視業務の高度化や効率化が課題となっている。また膨大な監視映像を処理するためには、安定した通信と高度なシステムが必要となり、コストや導入スピードが課題となる。協和エクシオは「そこでエッジコンピューティングが可能なカメラを利用し、通信インフラで培ってきた施工技術を当社が提供することで、お客様の課題解決に寄与できると考え、実証実験の取り組みを開始した」としている。

実証実験の概要

実証実験のイメージ

 建物施設のエントランスなどに「Vision AI Developer Kit」と「フラッド型メッシュネットワーク(商品名:EXBeaconプラットフォーム)」を設置し、カメラの画像(顔・身体)解析と、利用者が持つBLEタグを使った認証を補完的に組み合わせ、ゲート管理や認証を実施し、その有効性や安全性などの効果測定を行う。

「Vision AI Developer Kit」について

 この実証実験で活用されるVision AI Developer Kitは、Azure Machine LearningとAzure IoT Edgeを組み合わせ、IoTのシナリオで使われるカメラの開発に必要なハードウェアとソフトウェアを提供するキットで、マイクロソフトがQualcomm(クアルコム)と共同開発している。
Azure IoT Edge は、マイクロソフトのクラウドであるMicrosoft Azure上で展開されるAIやカスタムロジックをエッジで実行可能にするサービス。
 日本マイクロソフト 業務執行役員 IoTデバイス本部長の菖蒲谷雄氏は「日本マイクロソフトは、協和エクシオ様がAzure IoT Edgeを活用したVision AI Developer Kitによる実証実験を開始されることを心より歓迎する。これにより、エッジとクラウドを組み合わせたハイブリッドクラウドの活用が促進され、工場、建設現場、社会インフラにおける安全性の向上や効率化が一層加速することを期待している。今後も、日本マイクロソフトは協和エクシオ様との連携を深め、“インテリジェントエッジ、インテリジェントクラウド”の推進によって、より多くのお客様のビジネス変革を支援していく」とコメントを出している。

今後の取り組み予定

 協和エクシオは「本実証実験の結果を踏まえて、工場や、建設現場、社会インフラなど実ビジネスへの適用を検討し、速やかに新しいソリューション提供を進めていく」としている。