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シスコ、ニューノーマル時代のハイブリッドな働き方を推進する新たな電話(Calling)サービス

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Cisco Unified Communications Manager(CUCM)をクラウドで運用するCisco UCM Cloudを日本国内で提供開始

 シスコシステムズ(以下、シスコ)は8月21日、働き方改革を推進するコラボレーションソリューションを拡充し、Cisco Unified Communications Manager(CUCM)をクラウドで運用、ホストし、ユーザごとに個別環境で提供するホステッド型プライベートクラウド「Cisco UCM Cloud」を開始することを発表した。

 昨今、日本国内では、多くの企業や団体で、ビジネスの維持、継続のために、テレワークの導入が加速している。ニューノーマル(新常態)時代のビジネスにおいては、業種や職種を問わず、オフィスとリモートのハイブリッドな働き方が、さらに加速すると予想される。
 シスコは2019年10月より、パブリッククラウド コーリングサービスCisco Webex Callingをサービスプロバイダーを通じて提供しており、包括的な PBX機能、クラウドへの移行のための段階的なアプローチ、モバイル デバイスでの接続、クラウドベースのシンプルな電話システム管理を実現してきた。
 今回、新たに加わったCisco UCM Cloudは、従来オンプレミスで提供していたCUCMをWebexデータセンタで運用、ホストし、ユーザごとに個別環境で提供するサービス。CUCMを既に導入しているユーザは、同じ機能をクラウド環境で利用できるため、音声、ビデオ通話、メッセージング、モバイルなど、オフィスと同じ環境でのコミュニケーションが、どこからでも可能になる。IP Phone やゲートウェイ機器の流用も容易だ。また、クラウド移行により、常にUCMの最新機能が提供される。

 これまでCUCMを利用していた本社は引き続き業務アプリケーションとの連携が必要なためCisco UCM Cloudへ、新規拠点は短期間で導入可能なCisco Webex Callingといったハイブリッドな利用も可能だ。
 シスコは「Cisco UCM Cloudは、Webex Edge ConnectやSD-WANなど専用線でクラウドに接続するため、これまではセキュリティの問題から、リモートで電話業務ができなかったお客様に利用いただくことができる。さらに、会社の電話を利用するためだけに出社しなくてはいけないといった問題からも解放される」としている。
 また、Cisco UCM CloudではCisco Webexデバイス、Cisco Webex Teamsアプリケーションの利用が可能で、Cisco Webex Meetingsとのシームレスな接続により、ユーザの生産性向上が期待できる。

 シスコは「これからも“働き方改革”への支援を重点戦略の一つと位置づけ、日本の企業や組織のデジタル変革の推進に貢献するためのソリューションを提供してく」との考えを示している。

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