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「第58回技能五輪全国大会」“情報ネットワーク施工”職種で協和エクシオの海老原徹選手が「金」メダルを獲得

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協和エクシオ、2大会ぶりの国際大会出場へ

 協和エクシオは11月17日、「第58回技能五輪全国大会」(主催:厚生労働省、中央職業能力開発協会、協力:愛知県)において同社の選手が金メダルを獲得したことを発表した。

 同社は光ファイバケーブルの敷設をはじめとする情報通信ネットワーク構築において、高品質の工事を提供するための技術力の強化・向上ならびに人材育成に取り組んでいる。
 11月13日から16日までの4日間、愛知県で開催された「第58回技能五輪全国大会」において、“情報ネットワーク施工”職種に埼玉県代表として出場した同社の海老原徹選手が金メダルを獲得し前回大会に続いて二連覇を達成した。また、鳥羽有珠選手が銅メダルを、水谷匠吾選手と千葉来楽選手がそれぞれ敢闘賞を獲得した。
 同全国大会における同社の金メダル獲得は2大会連続、通算で8回目となる。なお、海老原選手は今回の金メダル獲得で、2022年に中国・上海で開催予定の「第46回技能五輪国際大会」情報ネットワーク施工職種における日本代表に選出される予定だという。

 「技能五輪全国大会」は、毎年、地方予選などを勝ち上がった原則23歳以下の青年技能者たちが日頃の鍛錬の成果を競い合う大会で、58回目となる今大会は、40職種に944名の選手が参加し、熱戦を繰り広げた。
 同社の選手が出場した“情報ネットワーク施工”職種は、トラブルシューティング課題および光ファイバ融着接続のスピード競技やビル構内を想定した配線施工課題などを、2日間で合計約8時間に及ぶ規定時間の中で競技するもの。今大会は無観客開催という普段の競技大会とは違う雰囲気の中で、4選手は日頃の業務で培った技能と本大会に向けての厳しい訓練を重ねた成果を遺憾なく発揮し、メダル獲得および入賞を達成した。

 協和エクシオは「エクシオグループ全体で情報通信ネットワーク構築の技術者育成に積極的に取り組んでおり、今回の当社選手の活躍は、当社の取り組みが変わらずに成果を上げていることを証明するものと受け止め、今後もさらなる技術力の強化・向上ならびに優秀な技術者の育成を図り、社会に貢献していきたいと考えている」としている。

 なお、海老原選手は今回の金メダル獲得により、2022年に中国・上海で開催予定の「第46回技能五輪国際大会」に日本代表として選出される予定で、決定すれば同社として2大会ぶりの国際大会出場になる。
 同国際大会では、過去に出場した5大会で同社の社員が金メダルを獲得(第38回大会:小湊大輔氏、第39回大会:山口雄基氏、第40回大会:野瀬茂紘氏、第41回大会:森野陽気氏、第44回大会:清水義晃氏)しており、海老原選手も日本代表、そして同社の代表として金メダル獲得に向けた健闘が期待される。

競技中の様子(写真は金メダルを獲得した海老原選手)


競技中の様子(写真は銅メダルを獲得した鳥羽選手)


(写真左から)村上選手、鳥羽選手、海老原選手、水谷選手、千葉選手