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LINE WORKS、Webexと機能面で連携開始 【ワークスモバイルジャパン、シスコ】

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ビデオ通話・資料共有サービスが利用可能に

 ワークスモバイルジャパンと、シスコシステムズ(以下、シスコ)は7月13日、LINE WORKSとWebexが連携開始したことを発表した。
 今回の連携により、LINE WORKSのチャットから、ビデオ通話、資料共有といったWebexの機能がそのまま利用できるようになる。

サービス概要

  • LINE WORKS Webex Meetings 連携Botの提供( バージョンアップに伴うメンテナンス含む)
  • Botインストールマニュアル提供(コンピュートリソースは原則、ユーザ手配)
  • FAQの提供(Bot連携に関連するFAQ集)

 参考販売価格は、月額195,000円/100ユーザ。LINE WORKS、シスコ直販および両社販売パートナーから購入できる。
 利用推奨業界は、銀行、保険、病院、自動車ディーラー、ハウスメーカー、アパレル、美容、消費材など。

LINE WORKSとWebexの連携によって可能になったサービスの詳細

 新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、多くの企業や組織が、従来の対面式のコミュニケーションから、非対面式のコミュニケーションへ急速にシフトさせている。非対面でのコミュニケーションを事業の成長戦略として位置づける企業が増加し、コミュニケーションツールの活用方法や、活用シーンが多様化している。
 LINE WORKSはコミュニケーションアプリLINEの使いやすさを踏襲し、仕事用のコミュニケーションツールとして幅広く活用されてきた。今回、LINE WORKS、およびLINE WORKSと外部トーク連携したLINEのユーザは、Webexのアプリケーションをダウンロードすることなく、ビデオ通話や資料共有をはじめとした機能が利用できるようになり、よりリアルに確実なコミュニケ―ションが図れるようになった。
 特に顧客とのコミュニケーションでビデオ通話を活用することにより、相手への印象や内容の理解を深めることに役立つ。新サービスは、シンプルで直感的な動作で、誰でも簡単に操作することができる。また、Webexの特長である堅牢なセキュリティを備え、秘匿を要する重要なコミュニケーションの場面でも安心して利用することができる。

 これらの新しい機能は、LINEとLINE WORKS間のコミュニケーションでも利用することができる。今回、連携によって利用が可能になった機能は次の通り。

音声・ビデオ会議

  • LINEとLINE WORKS、またはLINE WORKS同士でのビデオ通話がWebexのアプリケーションをダウンロードせず利用できる
  • チャットでビデオ通話URLを共有することで、すぐにビデオ通話を開始することができる
  • 高画質なビデオ機能で、表情が伝わり、コミュニケーションを図ることができる
  • ビデオを開始する前に、プレビュー画面で自分の姿を確認することができる
  • ビデオ会議に慣れていない方でも、簡単に操作できる
  • 複数での参加が可能で、参加者リストから、参加者の確認ができる
  • チャットなどでのやり取りから、即座にビデオ会議が設定できる。開催日時を決めて、実施することも可能だ

資料共有

  • 必要なタイミングで、瞬時に資料を画面共有することで、説明への理解が深まる

録画

  • 録画をメモのかわりに活用し、いつでも都合の良い時に見直すことができる。録画データはクラウド上に保存され、パスワードつきで管理されるので、プライバシーが守られる
  • 商談、説明時の記録として活用できる。録画開始を明確に音声で知らせる

 シスコは「今後、AIによる強力なノイズ除去機能、ホワイトボード機能、ライブ翻訳機能など、新しい機能がLINE WORKS上でも利用可能となる予定だ」としている。

LINE WORKSとWebexの連携画面の例