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シンガポールの信号・通信設備工事会社68Systems & Project Engineeringの株式を取得【エクシオグループ】

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 エクシオグループは3月14日、海外の都市インフラ事業強化の一環として、アジア地域における事業運営を統括するEXEO GLOBALがシンガポールにおいて信号・通信設備工事を手掛ける68Systems & Project Engineering(以下、68Systems)の発行済株式の80%を取得したと発表した。

 エクシオグループは「Engineering for Fusion ~社会を繋ぐエンジニアリングをすべての未来へ~」というビジョンのもと、様々な施策を展開し、社会課題の解決を普遍的使命と考えており、イノベーションにより多様なエンジニアリングをつなぎ、融合し、価値創造による持続的成長に挑戦し続け、日本はもとよりグローバル社会から必要であり続けることをめざしている。
 68Systemsは30年の歴史を持ち、現在はシンガポールMRT(都市高速鉄道)の通信ケーブル、CBTC(※)と呼ばれるシグナリング工事を中心に事業を展開しており、その技術力の高さからAlstom(フランス)、Siemens(ドイツ)などのグローバル企業、ST Engineering(シンガポール)などの大手企業から高い信頼と評価を得ている。

 エクシオグループは「今回の株式取得により、当社グループのLAE(電気設備)、Winner(空調設備)との連携が加速し、あらゆる分野でのワンストップサービスが可能になる」としている。

※CBTC (Communication-Based Train Control)は、一般的な無線周波数を利用した信号システム。従来のATCシステムに比べ、列車間隔をさらに短くすることが可能となり、高密度かつ安定的な列車運行を実現する。既に欧州等で導入されており、日本でも東京メトロが丸の内線に導入している。