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FXCが“2022 年NICT 雪まつり実証実験”に参加

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 FXCは3月29日、NICT主催の「超高精細映像遠隔配信実験2022」において、2月に開催された“さっぽろ雪まつり”会場を基点に札幌、大阪、沖縄の各拠点を結んだ「2022年NICT雪まつり実証実験」に参加したと発表した。

 今回の実証実験は、JGN回線を活用し“さっぽろ雪まつり”会場に設置したカメラからの8K非圧縮映像を各拠点へ中継した。
 今回公開された映像は、フル解像度の8Kカメラで撮影した超高精細映像となる。複数の8K映像(100Gbps超)の伝送をターゲットに、主な拠点間の接続は400Gbps回線を利用し運用実験を行ったという。

 “さっぽろ雪まつり”での配信実験は例年実施されており、FXCは5回目の参加となる。今回、FXC製の伝送装置「LE400T」が、北海道-1アクセスポイント(HOTnet)と北海道1DC(SINET)間を400Gbps回線と100Gbps回線合わせて、500Gbpsで通信した。
 札幌では、HTB含め計3拠点を橋渡しする役割を「LE400T」が担った。
 また大阪では、「LE400T」が、近畿-1アクセスポイント(堂島)とグランフロント大阪(うめきた)間を400Gbpsの2回線と100Gbps回線合わせ900Gbpsで通信したという。

実験の全体構成(画像提供:NICT)

LE400T構成図

LE400T
 LE400Tは、1Uサイズで4x400G(最大1.6T)の伝送レート、EDFAアンプ、4chMux/Demux搭載により、最大35dBのバジェットを実現。400Gアップリンクを100GbE、OTU4、400GbEと組み合わせて提供する。
 LE400Tは、企業・キャンパス・クラウドコンピューティングネットワーク向けの大容量DCIの提供および、既存のOTN/DWDMインフラを400Gリンクで拡張することが可能だ。

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