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シスコが、サステナビリティに注力した「未来のインターネット」実現に向けて、ソフトバンクを支援

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 シスコシステムズ(以下、シスコ)は10月27日、ソフトバンクが、4G/5G、エンタープライズ、およびブロードバンド サービスを提供する同社のメトロ エリア ネットワークに、Cisco QSFP 100G ZR4 プラガブル オプティカル トランシーバを導入することを発表した。

 シスコとソフトバンクは長年のパートナーとして、ビジネスと社会に高度なデジタル エクスペリエンスを提供し、すべての人にインクルーシブな未来を実現することをめざし、スケーラビリティ、信頼性、柔軟性、優れた対応能力を可能にする最先端のネットワーク アーキテクチャの展開に向け協力してきた。

 Cisco QSFP 100G ZR4 プラガブル オプティカル トランシーバの活用で、ソフトバンクは、より広範囲に展開するネットワーク拠点間で、従来以上の高速接続を実現し、最大 80km 離れたロケーションを結ぶ100Gリンクの利用においても、消費電力とカーボンフットプリントを削減する。これにより、地理的に離れたサイトをより効率的にネットワークに接続するための大容量と高い信頼性の確保、ラックスペースの消費量や消費電力の削減を実現し、運用効率向上とサステナブルな未来の実現に貢献する。

 ソフトバンクのIP&トランスポート技術本部 本部長である大矢 晃之氏は「ソフトバンクは、ビジネスと社会に新しいデジタル ソリューションとエクスペリエンスを生み出し、提供する一方で、持続可能性という企業目標の達成をめざしている。Cisco QSFP 100G ZR4プラガブル オプティカル トランシーバの採用により、リモートサイト間のルータ接続をプラグアンドプレイで確立し、迅速にネットワークを構築できるようになった。また、シスコのソリューションは、拠点に必要となる機器数の削減を可能にし、消費電力の低減や設置面積の省スペース化に貢献している。オプティカル テクノロジーの進化を最大限に活用し、ソフトバンクのネットワークによるデジタル エクスペリエンスの提供を、すべてのお客様に最適化するため、今後もシスコとのコラボレーションに期待している」とコメントを出している。

 シスコのAPJサービスプロバイダー、プレジデント、サンジェイ・カウル(Sanjay Kaul)氏は「シスコとソフトバンクは、日本を含む世界中の顧客に最高のデジタル エクスペリエンスを提供するため、ネットワークを強化し、より効率的に運用することで、多くのマイルストーンをともに達成してきた。ハイブリッドワークを可能にするより高速で安全な接続を実現することで、私たちは『未来のインターネット』構築を推進するとともに、二酸化炭素排出量の削減にも継続的に取り組んでいく」とコメントを出している。