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ラテンアメリカでの光LAN展開でNokiaとFELが提携

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 Nokiaは8月23日(エスポー)、ラテンアメリカでの光LAN展開を加速するために、FEL (Furukawa Electric LatAm)との戦略的提携に署名したことを発表した。

 Nokiaは「光LANは成長中のビジネスサービスの1つであり、複数のユースケースに対して複数の高帯域幅および重要なアプリケーションをサポートするための超高帯域幅を提供する。当社は、ホテルチェーン、メーカー、空港、学校、医療機関、政府など、世界中の450社以上の企業顧客に光LANソリューションを展開している」と説明する。

 POLとも呼ばれる光LANは、商業ビルやキャンパスでローカルエリアネットワーク接続を提供するために使用され、従来の銅ベースのソリューションよりも大きな利点を提供する。これらのソリューションは、エネルギー消費の削減、セキュリティの向上、拡張性の高い導入、TCO(総所有コスト)の削減を実現する。
 この契約により、FELは、Nokiaの光ネットワーク機器を、パートナーエコシステムによってエンタープライズ市場に販売するLaserwayパッシブ光LANソリューションに組み込む。

 Furukawa Electric LatAmのヴァイスプレジデントであるHelio Durigan氏は「Furukawa Electric LatAmとNokiaのパートナーシップは、消費電力の削減と持続可能性に大きなメリットをもたらすと同時に、コーポレートガバナンスを強化する信頼性と安全性の高い技術プラットフォームを提供する、最新かつ革新的なソリューションをお客様に提供する」とコメントを出している。

 Nokiaのラテンアメリカ担当エンタープライズ責任者であるMarcelo Entreconti氏は「光LANは無限の帯域幅の可能性から、究極の長期ソリューションであり、今日では10Gbpsの速度で利用可能だ。そして、光学系の簡単な変更で25Gbpsまで容易に拡張できる。Nokiaは、世界中の輸送、エネルギー、大企業、製造、ウェブスケール、公共部門の2,200社以上の大手企業顧客にミッションクリティカルなネットワークを展開しており、ブラジルの企業と技術統合と検証のために長い歴史を持つFurukawa Electric LatAmと提携できることを誇りに思っている」とコメントを出している。