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横浜市南西部の施工拠点を集約、「藤沢総合技術センタ(仮称)」を建設【協和エクシオ】

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安全祈願祭の様子

安全祈願祭の様子

 協和エクシオでは、施工の効率化を中心とした生産性向上を目的に、全国で技術センタの大規模な集約化に取り組んでおり、新たに神奈川県藤沢市に「藤沢総合技術センタ(仮称)」を建設し、横浜市南西部の施工拠点を集約すると発表した。
 工事に先立ち、1月18日、同社代表取締役社長の小園文典氏をはじめとする同社関係者、工事関係者の出席のもと、現地で安全祈願祭が執り行われた。
 完成は10月予定。

建設の目的

 「藤沢総合技術センタ(仮称)」は、おもにNTT事業の大規模な受注エリアである、横浜市南西部の光アクセス網の構築工事ならびに光開通工事、土木工事における施工・管理業務の効率化を目的に、現在同エリアをカバーしている2つの拠点を統合し、管理業務の一元化および適切な要員配置による迅速な施工体制の構築を目的に建設するもの。
 また、神奈川県のほぼ中央に位置するため、県全域における通信キャリア設備構築工事やTV受信障害対策工事の総合施工拠点として機能させるほか、エンジニアリング周辺事業の拡大を目指し、既存技術とサービスを組み合わせた新たなソリューション事業の提案も実施していくという。

特徴

 同センタは、通常の工事車両に加え電柱運搬用の大型トレーラーの出入りも可能な幹線道路に面しており、高速道路のインターチェンジへのアクセスも良好なため、資材の運搬、センタがカバーする横浜市南西部や他のエリアへの移動も容易だ。
 また同センタが位置する場所は、藤沢市の条例で敷地面積の30%の緑化、雨水貯留施設の設置が義務付けられているほか、周辺では国内希少野生動植物種に指定されているオオタカの生息も確認されていることから、オオタカが生息しているとされている既存の樹木を残したまま、新たに敷地の境界線(周辺)に雨水貯留池を兼ねた緑化スペースを確保し植樹することで、30%の緑化率を確保すると同時に雨水貯留施設としての役割も果たす。
 さらには、建物(事務所棟)の屋上には出力94.5kWの太陽光発電設備を設け、稼働後は売電を行うほか、大規模災害発生時には緊急支援および災害復旧対策の拠点としての役割を果たす。

「藤沢総合技術センタ(仮称)」建設概要

工事名称:株式会社協和エクシオ南関東支店新技術センタ新築工事
工事場所:神奈川県藤沢市葛原 藤沢市新産業の森北部地区土地区画整理事業1街区
敷地面積:12,712㎡
建物規模:[事務所棟]鉄骨造地上3階建  [駐車場棟]鉄骨造地上3階建(3層4段)
建築面積:2,914㎡(事務所棟:1,127㎡、駐車場棟:1,787㎡)
延床面積:8,188㎡(事務所棟:3,118㎡、駐車場棟:5,070㎡)
要  員:約270名
車  両:約370台
太陽光発電設備:パネル出力94.5 kW、年間予想発電量96,222 kWh
工 期:2016年11月15日~2017年10月31日(予定)
設計・監理:株式会社NTTファシリティーズ
施  工:大和ハウス工業株式会社

「藤沢総合技術センタ(仮称)」の完成予想イメージ

「藤沢総合技術センタ(仮称)」の完成予想イメージ