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6GHzのクラス最高の新しい信号発生器R&S SMB100BとR&S SMBV100B【ローデ・シュワルツ・ジャパン】

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 ローデ・シュワルツ・ジャパンは6月19日、アナログRF信号発生器R&S SMB100Bとベクトル信号発生器R&S SMBV100Bの発売を開始した。
 省スペース設計で汎用性と性能を提供する2つの新しいミッドレンジ信号発生器である、アナログRF信号発生器 R&S SMB100Bとベクトル信号発生器R&S SMBV100Bは、卓越したスペクトル純度、前例のない出力パワー、タッチスクリーンによる簡単で直感的な操作性を提供し、同クラスの新基準となるモデルだ。R&S SMB100BおよびR&S SMBV100Bは、特にRF半導体開発、電気通信、および航空宇宙・防衛向けに最適な信号発生器となる。

 ローデ・シュワルツは、R&S SMB100A(アナログ・モデル)とR&S SMBV100A(ベクトル・モデル)にて、最高6 GHzの妥協のないパフォーマンスを省スペースで実現し、コンパクトなベンチトップ信号発生器のポートフォリオを新たに確立した。この信号発生器ファミリは新しいアナログRF信号発生器 R&S SMB100Bとベクトル信号発生器R&S SMBV100Bとしてさらに強化、改良され、再びミッドレンジ・クラスにおいて新たな基準を確立した。卓越したスペクトル純度と非常に低い位相ノイズは、優れた測定精度をもたらす。 クラス最大の出力パワーにも関わらず コンパクトで軽量な信号発生器は、持ち運び易くラボの省スペース化にも大きく貢献する。

コンパクトなのにハイパワー

 新しい信号発生器は、8 kHz〜1 GHz、3 GHz、6 GHzの周波数レンジで、様々なアプリケーションに合わせて構成できる。ユーザは3つの異なるRF出力オプションの中から、特定のニーズに合わせた最大出力パワーを選択できる。これらの信号発生器は外部アンプなしで最大+ 34dBmの出力パワー(CWキャリア周波数1 GHz)を出力でき、これにより測定系が簡素化され 測定系内で使われている測定器のキャリブレーションによるダウンタイムがなくなる。R&S SMB100BおよびR&S SMBV100Bは、全てのオプション構成において、精密に校正されたRF出力を提供する。

優れた信号品質

 2つの信号発生器は優れた信号品質を備えている。アナログRF信号発生器R&S SMB100Bは、航空宇宙および防衛分野のレーダーおよび受信機評価や、キャリア信号によるワイヤレスデバイスやインフラ用通信デバイスの製造試験に最適だ。
 ベクトル変調信号発生器R&S SMBV100Bは優れた信号品質を提供し、最大500 MHzの帯域幅を実現した、強力なベースバンドを搭載している。これには5G、セルラーIoT、LTE、WLAN IEEE 802.11a / b / g / n / ac / axおよびBluetooth 5.0など、全ての主要デジタル通信規格のオプションが用意されている。デジタル通信規格の変調信号は、信号発生器で直接生成できるので、外部PCは不要だ。そのため変調信号のパラメータを素早く簡単に変更できる。 R&S SMBV100Bはエンベロープ・トラッキングとデジタル・プリディストーション(DPD)も提供する。さらに、外部I / Q入力時には最大2 GHzの帯域幅を持つ変調信号を生成できる。 また、内部で生成された160 MHz帯域幅のWLAN IEEE 802.11ac信号は、-49 dBという極めて低いEVM値を実現する。そして、500 MHz帯域幅全体にわたって周波数応答0.1 dB(測定値)の優れた広帯域I / Q変調信号が得られる。これにより5Gなどの広帯域通信システムの開発において、優れた製品品質を保証できる。

簡単なアップグレードによる安全な投資

 これらの信号発生器は将来のアップグレードを考慮し、 必要な機能のほとんどをソフトウェアのキーコードで追加できる。例えば変調規格、出力電力、そして、ベクトル・モデルR&S SMBV100BではRF周波数レンジや変調帯域幅まで、 ローデ・シュワルツのサービス・センターに機器を送付することなく、ユーザ自身でアップグレードすることができる。これにより時間とコストを大幅に節約することができる。このように、R&S SMB100BおよびR&S SMBV100Bは将来のニーズに十分対応できるため、ユーザにとって安全な投資を実現する。

アナログRF信号発生器R&S SMB100B(上)
ベクトル信号発生器R&S SMBV100B(下)