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広帯域幅と拡張性向上を備えた400Gスイッチを発表【シスコ】

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4倍の帯域幅と4倍の拡張性を、より低い消費電力で提供

 シスコシステムズ (以下、シスコ)は11月26日、より広い帯域幅や拡張性向上のニーズに応え、企業に競争力を与える新しい400GbEスイッチ製品を発表した。ビデオストリーミングや、人工知能(AI)や機械学習を用いたアプリケーションなど、大量のデータを利用するアプリケーションにいかに対応するのか、今までの設備投資を保護しながらネットワークを拡張し続けられるようにするにはどうすればよいのか、帯域幅と拡張性の相反する2つ問題は、今日のデータセンタ企業が直面する最大の課題になっている。
 今回発表された400Gスイッチ新製品によって、ユーザはこれまでに比べて少ないスペースで、よりコスト効率を高めて、より強力なネットワークを構築できる。既存のスイッチの4倍の帯域幅と4倍の拡張性を、消費電力を4倍にすることなく実現している。新製品は最新のCisco Nexusポートフォリオをベースに開発されているため、スイッチ単体で利用するだけでなく、ユーザのニーズに合わせてセキュリティや自動化、可視化、アナリティクスなどシスコの優れたソフトウェアと組み合わせるなど、柔軟かつ最適に400Gの導入方法を選択することができる。
 シスコ データセンタービジネスグループ担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのローランド・アクラ(Roland Acra)氏は「シスコの新しい400Gスイッチは、単に新たなレベルのスピードをもたらすだけではない。お客様がデータ主導の最新のワークロードやクラウド環境に期待する特徴的な機能の実現をサポートする。超高速のポリシーやセグメンテーション、ホワイトリスト、リアルタイムの可視化をパケットやフロー、イベントにもたらす。ビッグデータや機械学習のワークロードのためのスマートバファリング機能を備え、クリティカルなトラフィックをオンデマンドで優先させることもできる。これらはいずれもシスコのNexusスイッチ製品が何世代にも渡ってお客様に提供してきた機能だ。そしてシスコは新しい400Gポートフォリオでも継続していく」と述べている。

400GbE化への対応

 米調査会社Dell’Oroは、400G市場は今後急速に成長して2019年には15億ドル規模に達し、2020年には現在の2倍以上の規模に拡大すると予測している。シスコの新しいスイッチ製品は400Gの導入に向けて最も包括的で、最もカスタマイズが容易なアプローチを提供する。

最も要求の厳しい環境に対応できる設計

 新しい400Gスイッチはワイヤースピードを実現することで知られるCisco Nexusスイッチ製品の特徴的な機能をサポートするよう設計されている。この中にはより深いレベルでのアプリケーションの可視化やリアルタイム分析、トラブルシューティングのための高度なテレメトリーが含まれる。さらにスケールアウトアプリのトラフィックのために特別に調整されたスマートバッファを搭載するほか、業界をリードするシスコのApplication Centric Infrastructure (ACI)やTetration、Network Assurance Engine ソフトウェアと統合することもでき、アプリの俊敏性を高め、データセンタのセキュリティやオートメーションを向上させて400Gをインテントベース ネットワーキングに導入することができる。

幅広い選択肢や柔軟性を提供する設計

 柔軟な導入オプションを提供し、あらゆる規模の企業のニーズやワークロードに対応する。ウェブスケールの企業でも、高密度またはインテントベースのネットワークを運用する企業でも、特殊なアプリケーションを使用する企業でも、ユーザは自社のニーズに最適なオプションが選択できる。

継続性を確保できる設計

 シスコはパートナーやサードパーティ組織と積極的に協力し、400G関連の標準化と相互稼動性の推進に努めている。シスコは最新の400G業界のプラグフェストで相互接続やテストソリューションパートナーと連携し、低コストの400G向けの100Gラムダのオプティクスモジュールを実証している。

提供開始時期

 同社は「2018年12月より、できるだけ早い時期にIT部門におけるトライアルスケジュールの設定が行えるよう、顧客企業における初期のフィールドトライアルを開始する。Cisco Nexusスイッチの新製品の一般向け販売は2019年前半を予定している」とコメントを出している。

Cisco Nexus 400G ポートフォリオ

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