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中国電信へ融着機の納入開始【住友電工】

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 住友電気工業(以下、住友電工)は2月26日、12月に中国電信(China Telecom)の入札の結果、「コア直視型融着機」の高性能クラス製品を納入する企業に選ばれ、1月から納入を開始したことを発表した。

 中国では、2019年に世界に先駆けて5Gの商用運用が開始された。中国電信は八縦八横(8つの南北線、8つの東北線)を重点とする光幹線整備に取り組んでおり、さらなるデータ通信量増加に備え、光幹線の更新・拡大を進めようとしている。
 また中国電信は、従来の光ファイバ(G.652Dファイバ)に加えて、長距離・大容量伝送に優れた低損失・大口径ファイバ(G.654.Eファイバ)を導入する方針を固めた。
 今回納入が決まったコア直視型融着機は、汎用ファイバと異なる構造を持つG.654Eファイバのコア同士を正確に捉えて高精度で融着することができる。同時に高い耐環境特性が評価され今回の受注に至ったという。過酷な使用環境においても高精度・高速で信頼性の高い融着作業が可能な住友電工製の融着機により、作業のやり直しや故障による中断といった無駄を省き、中国全土での迅速な光幹線の更新・拡大に貢献することが期待できる。
 住友電工は「今後も市場に求められる製品開発、高品質で信頼性の高い製品供給に努め、超高度情報化社会の発展に貢献していく」としている。

損失・大口径ファイバにも対応した「コア直視型融着機」の高性能クラス製品