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NEC、アジア地域内を結ぶ9,400kmの光海底ケーブル「Asia Direct Cable (ADC)」の供給契約を締結

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光海底ケーブル「ADC」ルート図

 NECは6月11日、日本、中国、香港、フィリピン、タイ、シンガポール、ベトナムを結ぶ大容量光海底ケーブル敷設プロジェクト「Asia Direct Cable(ADC)」のシステム供給契約を締結したと発表した。
 契約先はソフトバンク株式会社を含むグローバル通信事業者などからなるコンソーシアム。同ケーブルは2022年末に完成予定。

 ADCは総延長距離約9,400kmの光海底ケーブルで、最新の光波長多重伝送方式を採用し、設計容量は毎秒140Tbps以上だという。

 同ケーブルの敷設により、5Gをはじめ、クラウドサービス、IoT、AIなどにより増加する東南アジア・東アジア間の通信需要の増加に対応する。また最新の光伝送技術を活用することで、アジア地域のネットワークの冗長性の確保、高信頼な通信の実現、回線需要変化への柔軟な対応にも貢献することが期待される。

 NECは、過去50年以上にわたり海底ケーブルシステム事業を手掛ける海底ケーブルのトップベンダ。地球7.5周分のべ30万kmを超える敷設実績があり、特に日本を含むアジア・太平洋地域で強みを有している。また、陸上に設置する光伝送端局装置・光海底中継器・光海底ケーブルなどの製造、海洋調査とルート設計、光海底ケーブルシステムの据付・敷設工事、訓練から引渡試験まで、全てをシステムインテグレータとして提供している。なお、日本で唯一、深海8,000メートルの水圧に耐えられる光海底ケーブルを製造可能なNECの子会社である株式会社OCCが、同ケーブルの製造を担当しているという。

ADCコンソーシアムメンバー
・ソフトバンク
・CAT
・China Telecom
・China Unicom
・PLDT
・Singtel
・Tata Communications
・Viettel