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「OCN 光回線サービス」において、IPoE接続を標準機能として提供開始【NTT Com】

テレコム 無料

追加費用無料、申し込み不要で通信品質を向上

 NTTコミュニケーションズ (以下、NTT Com)は6月11日、個人ユーザ向けのインターネット接続サービス「OCN 光回線サービス」において、高速な通信がより安定して利用できるよう、追加費用無料、申し込みや工事不要で、IPoE (IPv4 over IPv6)方式によるインターネット接続の提供を開始すると発表した。

背景

 近年、動画視聴ニーズの爆発的増加、またVR(仮想現実)映像やゲームソフトの配信などの大容量コンテンツの増加に伴って、一般の家庭におけるインターネット通信量が増え続けている。さらに、ウィズコロナ・アフターコロナの社会情勢におけるオンライン授業やテレワークの浸透などによって、今後も通信量が増加することが予想される。
 このためNTT Comは、より快適にインターネットをご利用いただけるよう、「OCN」のユーザにIPoE接続を標準提供することで、ネットワークの混雑を緩和し、通信品質の向上を図るという。

IPoE (IPv4 over IPv6)

 IPoEとは、従来型の接続方式であるPPPoEに代わる接続方式。またIPv4 over IPv6とは、IPv4の通信も、IPv6の通信と同様にIPoE方式によって通信することを指している。
 PPPoEに比べ、比較的混雑しにくいIPoE方式の設備を経由してインターネットに接続することで、より速く、より安定した通信が期待できる。

イメージ図

特長

「OCN」がより快適に:安定した高速通信が可能になるため、例えばご家庭で映画のサブスクリプションサービスを楽しむ際や、テレワークでリモート会議に参加する際などに、安定した画質で快適にご利用いただくことができる。

追加費用は無料:IPoE (IPv4 over IPv6)方式での接続に伴う、初期費用や、追加の月額利用料金は発生しない。

申し込みや工事不要で簡単:申し込み、工事の立ち会いや、面倒な設定などは不要だ。IPoE (IPv4 over IPv6)方式に対応するルーターなどの宅内機器(以下 対応機器)を、光回線に繋ぐだけで利用できる。

提供条件

提供開始日:6月11日 。

対象プラン:「OCN光」「OCN for ドコモ光」「OCN with フレッツ」「OCN光「フレッツ」」。

対応機器:IPoE (IPv4 over IPv6)方式で接続するためには、対応機器の用意が必要。利用中の機器が対応しているか、下記のWebサイトから確認できる。対応機器を持っていない場合は、別途ユーザが購入。
https://s.ocn.jp/ocnipoerouter

対応機器のレンタルを希望のユーザ:現在提供中の「OCN v6アルファ」オプションを契約することで、レンタルで対応機器を利用できる。同オプションは、月額500円(税抜)の追加料金で、IPoE (IPv4 over IPv6)方式による接続に加え、セキュリティ機能や遠隔・訪問サポートも利用できる。

「ホームゲートウェイ」を利用中のユーザ:「ホームゲートウェイ」によるIPoE (IPv4 over IPv6)接続機能の提供も行われる。対象のユーザには、利用可能となったタイミングでメール通知される。