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Cisco Webex主要3製品においてFISC安全対策基準第9版に準拠【シスコ】

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 シスコシステムズ(以下、シスコ)は3月24日、リモートワークをはじめクラウドを活用してビジネスを支援するコラボレーション サービス、Cisco Webex主要3製品(Web会議システムCisco Webex Meetings、ビジネスチャットCisco Webex Teams、クラウド電話Cisco Webex Calling)が、金融情報システムセンター(FISC:The Center for Financial Industry Information Systems)が定める「最新版FISC安全対策基準第9版」に準拠したことを発表した。

 「最新版FISC安全対策基準第9版」は、金融情報システムに関連する様々な問題についての研究調査、安全対策の普及・推進活動を行うために設立された金融情報システムセンターが定める安全基準です。金融機関等が情報関連の製品やサービスの導入にあたり、システムリスクやセキュリティ対策を検討するうえで満たすべき業界標準として、幅広く認知、活用されている。
 近年、多くの企業や組織が、従来のオンプレミス型へのシステム投資を控え、クラウドサービスの利用を急速に拡大している。常にミッションクリティカルな要件を取り扱う金融機関でも、クラウドサービスの利用拡大が増えているが、その特性から、より堅牢なセキュリティ対策の実装が求められている。新しい生活様式の定着に伴い、銀行や保険などの金融業界においても、店舗での顧客との非対面でのコミュニケーションが加速しリモート化が進展するなか、シスコは、Webexポートフォリオをはじめ、リモートコミュニケーションを安全に行うための基盤を今後も強化していくという。

 シスコシステムズ 執行役員 コラボレーション アーキテクチャ事業担当 石黒圭祐氏は「このたび、Webex 主要3製品が『FISC安全対策基準第9版』に準拠した。FISCへの準拠はセキュリティの3大原則である、機密性、安全性、可用性が守られるサービスであるかどうかが判断基準になる。セキュリティはシスコのDNAであり、Webexを含めて、長期にわたって多大な投資を継続しており、最大の強みのひとつだ。Webexは、初期状態からエンドツーエンドの暗号化など、ユーザエクスペリエンスを損なうことなく、安全性を備えた設定になっているため、ユーザは意識することなく安心してコラボレーションを開始できる。シスコは今後も継続して、Webexのセキュリティを強化していく」とのコメントを出している。