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NTT東日本が「IPv6ダイナミックDNS」の提供開始

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 NTT東日本は7月1日、ソフトイーサとの共同開発により、NGN網内で利用可能なダイナミックDNSサービス「IPv6 ダイナミック DNS」の提供を開始した。
 NTT東日本は「企業におけるネットワーク利用のニーズが多様化するなかで、シンプルな機構をもつIoT機器などを閉域接続したいというニーズに対して、ネットワーク機器管理が容易で特別な装置なしで閉域の拠点間通信を構築可能な本サービスを提供する」としている。

 同サービスのユーザは、ルータ機器やIoT機器等へ自身でドメインネームを設定することで、特別な装置なしで、IPアドレスが変更されてもドメインネームを使った拠点間通信環境を構築、継続できる。申込から利用開始、利用開始後のドメインネームの管理まで、ユーザ自身のオンライン操作で完結する。

ソフトイーサの役割:ソフトイーサ実験サービス「OPEN IPv6 ダイナミック DNS for フレッツ・光ネクスト」の実験データおよび技術提供
NTT東日本:サービスの開発、運営および販売

サービス概要
 遠隔地にあるIoT機器等がNGNから割り当てられたIPv6アドレスに接続する設定になっていると、割り当てIPアドレスが変更された場合、現地に赴いて設定変更をする必要があった。また、その機器に対して接続等を行っている他の機器に対して、変更後のIPv6アドレスを設定し直す必要があった。同サービスを利用すると、遠隔地にある機器等に割り当てられたIPv6アドレスが変更された場合でも、予め設定したドメインネームに対して名前解決を行うことで、変更後のIPv6アドレスを取得することができる。そのため、同サービスの提供するドメインネームを使用して初期設定を済ませた機器等を遠隔地へ送りフレッツ光回線と接続するだけで、都度現地でNGNから割り当てられたIPv6アドレスを手動で確認、設定することなく、拠点間接続や集中管理等を実現することが可能となる。

月額利用料(税込)
基本機能:
5ドメインネームまで550円
付加機能:6ドメインネーム以上(5ドメインネーム利用ごと)550円

サービスのイメージ。NTT東日本エリアのフレッツ光回線、および同社より光アクセスサービス(フレッツ光)の提供をうけた事業者(光コラボレーション事業者)が提供する光回線で利用できる。