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ノキアが、ドコモの全国ネットワークを強化。5G サービス向け IP コアおよびトランスポート・ネットワーク・スライシングをアップグレード

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 ノキアは3月28日(エスポー)、NTTドコモ(以下、ドコモ)の最新5Gモバイルサービスの展開に伴い、全国のIPコアバックボーンを強化し、トランスポートネットワークのスライシングを可能にすることを発表した。
 これによりドコモは、きめ細かな SLA、ネットワーク規模、容量、機敏性、電力とリソースの効率が向上する。

 ドコモは、画期的なFPルーティング シリコンを搭載したノキアの7750 SR-14 コアルータを導入した。FP5ラインカードは、将来に対応した800GE機能を提供し、前世代と比較して 75%の省電力で容量を3倍以上に拡大し、同一システム内でFP4とFP5のラインカードを同時にラインレートで動作させることでネットワークの進化をシンプル化する。これにより、将来的にドコモのお客様向けの帯域幅が増加する際に、システムの寿命と持 続可能性を高めることができる。

 また、ドコモは、モバイルサービス向けのネットワークスライスを提供するために、ノキアの実績あるサービスルータ オペレーティングシステム(SR OS)の包括的なセグメントルーティング機能を活用し、ドコモのユーザが求めるきめ細かいSLAに対応したネットワークスライスをトラフィックエンジニアリングで実現する予定だ。

 ノキアの NSP は、リアルタイムのテレメトリを活用してIPネットワークを自動的に最適化し、SLA の遵守を向上させるPCE(パス コンピュテーション エンジン)によって、ドコモのセグメント ルーティング ソリューションを補完する。また、NSPにより、ドコモはトランスポート領域におけるIETF標準ベースのネットワークスライスの作成、保証、最適化の自動化が可能になる。

 ドコモ コアネットワーク部 村山文隆部長は「ドコモは、お客さまの多様なニーズに柔 軟・迅速に対応するネットワークを提供するため、5Gネットワークにおけるスライシングの実現に取り組んでいる。その主要な構成要素となるトランスポートネットワークにおいても、ハイパフォーマンスとサービス要件を満たす機能性、柔軟性及び品質を備えているノキアのIPコアソリューションの活用が必要不可欠だった。ドコモはノキアと連携し、ネットワークスライスなどの新しい技術を通じて、お客さまへの新たな価値創出や社会課題の解決に貢献していきたい」とコメントを出している。

 ノキア日本法人のノキアソリューションズ&ネットワークス 代表執行役員社長であるジョン・ランカス ターレノックス氏は「ドコモ様に次世代IPトランスポートソリューションを提供できることを嬉しく思っている。ノキアの7750 SR-sプラットフォームとNSPソリューションにより、ドコモ様は、ネットワーク規模、容量、持続可能性をバランスをとりながら、今後のニーズの変化に合わせて進化させていくことが可能になる」とコメントを出している。