光通信技術セミナー企画委員インタビュー:小熊 健史氏【日本電気】
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■講演タイトル
【FOE-1】
AIクラスター向け光インターコネクト:2025年、そしてその先へ
■コースリーダー
日本電気
トランスポートネットワーク統括部
シニアプロフェッショナル
小熊 健史
■講演者
LightCounting
Founder and CEO
Vladimir Kozlov

日本電気
トランスポートネットワーク統括部
シニアプロフェッショナル
小熊 健史氏
プラガブル光トランシーバの需要は2024年に急増し、2025-2030年も堅調に推移すると予測されている。CPO(コパッケージドオプティクス)は、BroadcomとNvidiaが導入したもので、プラガブル相互接続に代わるものとして台頭してくる。CPOは、1ラックを超えてスケールアップネットワークを拡張する唯一の選択肢となるかもしれない。このプレゼンテーションでは、今後5年間の光トランシーバとCPOの市場予測を示し、新たな光相互接続技術について説明される。
コースリーダーを務める小熊氏は「FOE技術セミナーでは様々な技術トレンドを扱っているので、本講演のように相乗効果のある市場関連のセッションを毎年組んでいる。今年はAIクラスター向け光インターコネクトの市場予測ということで、光通信市場全体の中でも伸び率の高いデータセンタ市場の動向も含めて解説する流れを想定している。例えば、光トランシーバとCPOの市場を予測するためにはトラフィック増加の動向が重要となることから、いわゆるハイパースケーラー以外のプレイヤーが台頭してきている中で、データセンタ全体におけるAIデータセンタの比率はどうなっていくのかといった考察にも触れる予定なので、光インターコネクトに限らず、様々な光機器、光デバイスの市場の予測にもお役立ていただけるだろう」と話す。
登壇するウラジミール・コズロフ氏は、LightCountingが2004年に設立されて以来、CEO兼チーフアナリストを務めている。また、ルーセント・テクノロジーズとプリンストン大学で製品開発と研究スタッフを務めた。ロシアのモスクワ大学で理学修士号を、米国のブラウン大学で物理学博士号を取得。
小熊氏は「コズロフ氏には、昨年も光インターコネクトの観点から市場動向を語っていただき、好評を博した。今年の講演はその情報をアップデートしたイメージであり、現在好調なDC間の400G、800Gの動向や、今後の動きの注目度が高まっているDC内のLPO、CPOについて、市場調査会社の中立的な視点から語っていただく予定だ。例えば、様々なデータを基に、LPOとCPOがどのように棲み分けていくのか、またNPOといった新しい技術がどのように影響してくるのかといった考察をお話しいただけるだろう」と話している。
(OPTCOM編集部)