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原田産業【Interop Tokyo2017特集】

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 原田産業はデータセンタやLANで役立つ製品として、ShowNetでも使われているSofting社のLANケーブルテスタや、EXFO社のOTDR、MPOにも対応した光端面検査装置を提案する。

 その他、EXFO社製品では各種フィールドテスタやラックマウント式の400G向け新製品を展示する。

メタルからMPOまで対応するLANケーブルテスタ

 Softing社の「ワイヤーエキスパートWX-4500」はメタルと光の両方に対応したLANケーブルテスタで、海外大手ケーブルメーカー20社以上が認定済みだという。試験時間はCat6Aで11秒以内、Class FAで15秒以内。業界に先駆けてCat8にも対応している。ファイバ試験はシングルモード、マルチモード、そしてMPO(12芯)に対応している。
 ファイバへの対応はアダプタを替えるだけで良い。マルチモードでは光源の発光条件を標準化するエンサークルドフラックス(EF)を採用している。原田産業 情報通信チーム ゼネラルマネージャーの森下博之氏は「ワイヤーエキスパートで光の測定が可能かというお問合わせが増えているので、需要の増加を感じている」としており、「会場ではMPOの測定が簡単にできることもご説明する。例えば、LCに分けて測定する場合に比べてMPOのまま12芯を一括で測定した方が測定時間を1/4に短縮できるので、そうしたメリットをご紹介したい。また、24芯の測定に関するお問い合わせも頂いているので、その測定方法もご紹介する」と話す。
 「ワイヤーエキスパートWX-4500」はMPOの測定ができるピン(オス型)付きテストアダプタにより、一方を光源、もう一方をパワーメータとして使い、12芯の結線状況やロス状況を見ることも可能だ。試験時間は5秒と短い。MPOのパッチコードは基本的にはメス型となっているので、このアダプタならば変換ケーブル無しで対応できる。

Softing社の「ワイヤーエキスパートWX-4500」。タッチパネル式で、スマートフォンのように直感的な操作が行える。リモート機にも液晶画面が備わっているのが特長で、テストの開始や、結果の閲覧、保存が可能となっており、現場の担当者は効率良く作業ができる。

ワイヤレスの光端面検査器とMPOテストアダプタの新製品

ワイヤレスの光端面検査器。Wi-Fiでタブレットやスマートフォン、PCに接続して端面を見ることができる。合否の結果はプローブ本体のインジケータにも表示されるので、ひと目で判る。

 EXFO社の新しい光端面検査器は、取り回しが容易なワイヤレスタイプ。センタリングからオートフォーカス、合否判定までの一連の工程を全て自動化しているので、作業者の負担も軽減できる。
 チップはロングチップやアングルチップなど幅広くラインナップしている。MPOテストアダプタのチップも新製品をリリースしており、森下氏は「従来はダイヤル操作で1芯ずつ見ていたが、この新製品は4芯ずつ移動して一度にキャプチャするので、端面検査が非常に楽になる」と話している。

MPOテストアダプタチップの新製品。

LR4/ER4の波長と合算値を同時に測定・表示

 East Photonics社のLR4/ER4パワーメータは、波長と合算値を同時に測定できる。小型軽量で、単独フォトダイオード稼働により長時間使用(フル充電で約10時間)が可能だ。森下氏は「パワーの合算値で規格を満たしていても、1チャンネル分だけ不具合のケースもある。本来は光スペクトラルアナライザによるチャンネルの中心波長やピークパワーのOSNR測定が推奨されるが、簡易的に4チャンネル分のパワーだけを見たいというご要望もあるので、この製品をご提案している」と話す。

LR4/ER4パワーメータの画面。

100G×4ポート測定器

 EXFO社の新製品「LTB-8」はラックマウント式のプラットフォーム。将来の400Gも視野に入れた製品で、100×4ポート試験ができる。ポート拡張性(8×100Gポート、16×10Gポート)も有しているという。400G×1ポートのテストモジュールも近日リリースされる。
 モジュールは8枚まで実装が可能で、用途に合わせて様々なモジュールを組み合わせることができる(パワーメータ / パワーメータヘッド/可変光アッテネータ/光スイッチ/MEMS光スイッチ/光カプラ / スプリッタモジュール等)。
 EXFOマルチリンクにより、下記の機能を実現している。

  • マルチプラットフォーム、マルチユーザで試験管理が可能
  • Webベースシステム
  • 統合されたプラットフォーム、サーバ、コントローラ
  • ラボ内の全試験装置にリモートアクセス可能
  • 試験モジュール予約機能

LTB-8筐体。

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