サウサンプトン大学は11月12日(サウサンプトン)、同大学のオプトエレクトロニクス研究センター(ORC)におけるシリコンフォトニクス研究で、デジタル信号処理(DSP)を使用せずに100G、beyond100Gで初のオールシリコン光送信機を実証したと発表した。

　この光変調器は、現在の最先端デバイスの最大データレートを約2倍にし、CMOS互換ではない新しい材料により、製造プロセスの複雑化を回避する低電力、低コストのオールシリコンソリューションの可能性を示している。
　これは、従来のデータ通信リンクだけでなく、マイクロ波フォトニクスやチップスケールコンピューティングネットワークを含め、最新の情報通信技術を提供するシステムにおいて重要な要素となる。
　研究チームは、サウサンプトン大学 Zeplerフォトニクス・ナノエレクトロニクス研究所の Graham Reed教授の下、光学学会の学術誌「Optica」に研究成果を発表した。