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シカゴと日本取引所グループ間で超低遅延接続サービスを提供【Coltテクノロジーサービス】

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JPXの取引所間新サービスがColtの高セキュリティかつ超低遅延IQネットワークを利用

 ColtグループのAPAC部門として法人向け広帯域ネットワークをグローバルで展開するColt テクノロジーサービス(以下、Colt)は10月24日、日本取引所グループ(以下、JPX)の新しい取引所間サービスである「JPX-Chicago Co-Location Direct」向けに東京とシカゴの取引所間でネットワーク接続サービスを提供すると発表した。同サービスはシカゴの主要取引所が利用するAuroraおよびCermakデータセンタとJPXのデータセンタを専用超低遅延「Colt IQ Network」を利用して接続する。

 JPXとColtは長年にわたり提携しており、この度東京証券取引所、シンガポール取引所やその他の大手取引所に加え、シカゴの主要取引所との間で高速デジタル接続を行う。ColtはJPXとシカゴのAuroraおよびCermakデータセンタの既存POP(Point of Presence)を利用することで、すぐにサービス提供が可能だ。Coltの国際接続サービスを利用し、JPXは低遅延でサービスを取引参加者に提供できるようになり、全体の流動性が向上する。JPXが採用したシカゴ―東京間ルートは今年初めにネットワーク最適化が図られたルートだ。

 Colt キャピタルマーケット担当VPのアンドリュー・ハウスデン(Andrew Housden)氏は「Coltは20年以上にわたりキャピタルマーケット向けにサービスを提供してきた。我々は市場での成功のため、取引参加者に最適なソリューションを提供するために必要な能力、自信、テクノロジーと実績がある。JPXが世界中の金融機関やトレーダーのミッション・クリティカルなニーズに対応するためにColtのネットワーク接続を採用していただけたことを光栄に思う」とコメントを出している。
 東京証券取引所 常務執行役員の横山隆介氏は「JPXとColtの長年にわたる提携は、双方だけではなく弊社のプラットフォームを利用して取引を行うすべての市場参加者の利便性向上に寄与してきた。この度、Coltのネットワークを利用したJPX- Chicago Co-Location Directにより、レイテンシーセンシティブなシカゴのユーザを始め多くの投資家にとって利便性が高まり、日米の金融市場でさらに流動性が向上することを期待している。今後もColtとのパートナーシップを継続し、投資家の皆様のニーズに応じたサービスを提供するべく努力していく」とコメントを出している。