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ノキア、5Gの商用契約数が30件を突破

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エンドツーエンドの5G技術を世界中の主要な地域に提供

 ノキアは、オーストリアのモバイル通信業界の最大手である「A1」との契約を3月25日に発表した。これにより、ノキアの5Gの商用契約数は30件に達したことになる。ノキアは、全世界で利用できるエンドツーエンドの5G技術・製品の幅広いポートフォリオを取り揃えており、単一のプロバイダとして、エンドツーエンドのポートフォリオを提供できることは、ノキアの強みの一つだ。(※本リリースはフィンランド時間2019年3月28日にNokiaが配信したプレスリリースの抄訳)

 30件の商用契約 (うち16件は、サービスプロバイダ名を公表済み) は、世界の5G展開の進捗状況を示しており、ネットワーク事業者が5G技術への価値を見出していることを表している。

 ノキアの代表取締役兼最高経営責任者であるラジーブ・スリ氏は「ノキアが、5Gの商用契約数30件を達成できたことは、企業として誇りを感じる瞬間だ。世界中で新たなパートナーシップの構築や、既存パートナーとの良好な関係維持により、5G実現がより確実なものとなってきている。5Gの投資サイクルの各段階でノキア製品が使用されているため、今回達成した30件の商用5G契約の多くには、ノキアのエンドツーエンドのさまざまな製品群が含まれている」とコメントを出している。

 オペレータは、既存のネットワークに新しい規格である5Gの容量と速度を迅速に導入することを求めていることから、ノキアベル研究所フェローのハリー・ホルマ氏は、現行4Gネットワークベンダか否かにかかわらず、ノキアの5G無線を実装できる手法を3月26日付のブログで解説している。

 スモールセルおよびマクロソリューションについて業界で最も包括的なポートフォリオと、それらを接続するためのスマートトランスポートを備えたノキアの5G製品は、柔軟性と機能を備えているため、オペレータはあらゆるエンドユーザに5Gの提供が可能だ。MWC2019で発表された新しい固定無線アクセスのデバイスを使用することで、通信事業者のサービスをユーザが自宅で使用することが可能なため、通信事業者はエンドユーザに5Gを含むあらゆるサービスを提供できる。