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200µmファイバ実装の光ケーブル、対応心数を拡充【フジクラ】

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250µmと200µmファイバ比較

 フジクラは4月10日、200µmファイバを実装した光ケーブルWrapping Tube Cable(WTC)の製品ラインナップを拡充したと発表。これまで200µmファイバ実装のWTCは3,456心と6,912心をリリースしており、今回、新たに864心と1,728心の販売が開始された。

 近年、動画配信やクラウドサービスが普及する中、5GやIoTに対応するため、光ファイバネットワークのさらなる大容量化が求められている。特に世界の大都市では地下管路の不足が顕在化し、限りあるスペースにより多心を布設したいという要求が強まっている。
 フジクラではこれらのニーズに対応するため、同社独自技術の12心間欠接着型光ファイバリボンSpider Web Ribbon(SWR)に200µmファイバを適用することで250µmファイバを適用した従来のWTCと比較して細径化、軽量化を実現した。

SWRファイバピッチ構造

 200µmファイバSWRは、250µmファイバSWRとファイバ間の整列ピッチを揃えた構造だ。そのため、200µmSWR相互の一括融着はもちろんのこと、汎用の250µmファイバリボンや250µmSWRとの一括融着接続においても、既存の融着接続機を利用することが可能だ。したがって、新規に200µmファイバリボン専用の融着接続機を購入する必要が無く、施工費用を抑えることに寄与する。また、細径かつ軽量であることから長尺巻きが可能となり、融着点削減や輸送費削減にも貢献する。
 フジクラは「今後も多様な製品ラインナップと対応心数で顧客ニーズに適した製品の開発、製造に尽力していく」としている。

200µmWTC製品一覧