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コンソールサーバSmartCSがITインフラの運用自動化に対応【セイコーソリューションズ】

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 セイコーソリューションズは4月12日、同社のコンソールサーバ「SmartCS」に、レッドハットが提供する自動化プラットフォームのRed Hat Ansible Automationを活用した運用自動化対応機能を新たに追加したと発表した。
 近年、企業のITインフラは複雑化し、構築期間の短縮や運用管理負荷/コストの削減が大きな課題となっている。大量のネットワーク機器の設定を一括して自動的に行うことを目的にRed Hat Ansible Automationなどのオーケストレーターが導入される一方、これまではIPアドレスなどの初期設定がされていないと自動化オペレーションをすることができなかった。また、SmartCSを導入しているユーザからもコンソール経由での運用自動化を望む声が多く寄せられていたという。
 今回、SmartCSのRed Hat Ansible Automation対応により、ユーザはネットワーク機器の機種を問わず初期設定まで含めたコンソール接続をRed Hat Ansible Automation経由で実現できるようになり、初期構築から障害発生時の対応までの各フェーズにおいて、ITインフラの運用負荷をさらに軽減することが可能となる。

Red Hat Ansible AutomationとSmartCSを組み合わせた構成

 コンソールサーバ「SmartCS」は、複数のネットワーク機器へのコンソール接続を集約する機器。2006年の発売以来、ネットワーク管理の運用負荷軽減やサービスレベルの維持および向上を求めるユーザに累計30,000台以上を販売している。

 今回の発表にあたり、レッドハットは「今回、SmartCS用にRed Hat Ansible Automationの新たなモジュールを提供できることを大変嬉しく思う。Red Hat Ansible Automationはサーバ、ネットワーク、クラウド、およびセキュリティを含む、ITプロセスを自動化するための企業向けフレームワークだ。新たなモジュールを利用することにより、Red Hat Ansible Automationは、SmartCS経由で配下のネットワーク機器の自動化を実現することができる」とエンドースメントを出している。