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ミャンマーの通信技術者が協和エクシオの中央技術研修センタを訪問

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施設見学やものづくり体験に加え、意見交換などを実施

 協和エクシオは4月16日、一般財団法人 海外通信・放送コンサルティング協力(以下、JTEC)の要請を受け、同財団がミャンマー連邦共和国の国営郵便・電気通信事業体「MPT」の技術者を対象に実施した「MPT技術移転日本研修」の一環として、4月8日に同組織の技術者など9名(男性8名、女性1名)と関係者が埼玉県和光市の協和エクシオ中央技術研修センタを訪問し、施設見学やものづくり体験に加え、同社社員との意見交換などを実施したと発表した。

 今回の訪問は、JTECがMPTの技術者などを対象に9日間にわたり実施した「ミャンマー連邦共和国のJICA円借款電気通信網改善事業の研修」の一環として、協和エクシオの中央技術研修センタが選定されたことによるもの。
 会場となった中央技術研修センタは、同社の光アクセス施工をはじめとする情報通信ネットワーク構築に関する技術者育成の中核拠点。新入社員をはじめ、現場で活躍する中堅社員やグループ会社社員等に対し、基礎知識に関する講義から施設内での技術訓練、さらには屋外に設置した設備を使用した実践訓練まで、アクセス工事に関するあらゆる施工技術を総体的に習得できるプログラムを実施している。また近年は、工業高校や大学の体験実習に加え、海外からの視察要請も積極的に受け入れている。

 当日はオリエンテーションを実施した後、宅内研修室や高所作業車を使用して実施する架空施工作業、マンホール内施工作業の実習設備などの各施設を見学。また施設見学と合わせて、協和エクシオ社員による光ファイバケーブルの融着接続、心線収納のデモンストレーションに加え、参加者による体験実習も実施した。最後に同社社員との意見交換会を実施し、交流を図ったという。

 協和エクシオは「光アクセス工事をはじめとする情報通信ネットワークの構築分野において、今後もさらなる技術力の強化・向上ならびに人材育成を図るとともに、国内、さらにはアジアの情報通信産業の発展に積極的に寄与していきたいと考えている」としている。

デモンストレーションを見学する様子


体験実習(ものづくり体験)の様子