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ノキア、世界で42件の5G商用サービス契約を締結

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 ノキアは6月5日、世界中のモバイルネットワークオペレーターとの5Gの商用契約件数が42件に達したことを発表した。これは、通信事業事業者が公表している契約数の中でも多い契約数で、うちT-mobile、Teila Company、ソフトバンクを含む22件は顧客名を公表済みだ。これらの契約を含め、ノキアは100件以上の顧客と、5Gの案件、トライアルおよびデモを行っているという。

 ノキアは5Gの商用契約数が30件突破したことを今年3月末に発表して以来、毎週平均1件の大口契約を獲得しており、今後の契約に向けた安定したパイプラインを整備している。
 ネットワークの変革を推進しているノキアは、これまで顧客との強固な信頼関係を構築してきた。ノキアは「5Gの協業に関して問い合せがあった4Gの顧客企業のすべてが、ノキアをベンダとして選んでおり、これらの顧客の中でノキアのシェアは、4Gの時よりも5Gの時の方が高くなっていくと考えられる」としている。
 業界で唯一幅広い技術や製品群(エンドツーエンドポートフォリオ)を持つノキアは、通信事業者と提携して「真の5G」を提供する。ノキアの5Gミリ波のスモールセルやAirScaleの無線基地局は、屋内と屋外の両方をカバーし、Microwave Anyhaul、クライドネイティブRAN、アンテナ、そして5Gクラウドネイティブコアで、これまで契約の約半分を占めている。モバイルネットワークポートフォリオ以外にも、ノキアにはFP4ネットワークプロセッサベースのIPルータやPSE- 3チップセット搭載の光ネットワークといった優れた製品・サービスがある。また、Nokia Network Services Platformをご使用いただくと、「スマート・ネットワーク・ファブリック」という5G対応の強力なソフトウェア定義の接続を実現できる。これは、セキュリティ運用の自動化および効率化を支援するNokia Security Orchestration, Analytics and Response(Nokia SOAR)によって保証され、耐障害性に優れた5Gを実現する。

 5Gの早期導入は、北米、韓国、欧州で大々的に宣伝されており、ノキアは今後数カ月のうちに、インドやラテンアメリカといった新興国や新興地域の通信事業会社との提携を発表する予定だ。

 ノキア 代表取締役兼最高経営責任者のラジーブ・スリ氏は「世界的に5G 実現に向けた取り組みが加速している。ノキアの製品によって通信事業者のパフォーマンスが大幅に向上し、ノキアのエンドツーエンドの製品群の実力が認められてきている。実際、ノキアの製品が導入されているほとんどすべてのネットワークにおいて、ノキアの製品がパフォーマンスの向上をけん引している。4G から5G へと、最も根本的な技術移行の始まりである今こそ、ノキアの実力が発揮できるだろう」とコメントを出している。