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APRESIA Systems、SONiCベースのオープンネットワークOSと Edgecore Networksソリューションにより データセンタにおけるイノベーションを促進

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 APRESIA Systems (以下、APRESIA)は8月24日、台湾のEdgecore Networks Corporation(以下、Edgecore)が提供するハードウェア製品を活用し、オープンソースSONiCを基にした商用サポートソリューションの販売を10月より開始すると発表した。

 SONiC(Software for Open Networking in the Cloud)は、マイクロソフトが開発しオープンソースとして公開したネットワークOS。SONiCは、ハードウェアを抽象化するAPIであるSwitch Abstraction Interface(SAI)に基づいて構成されており、様々なオープンネットワーキング製品のプラットフォームをサポートし、ベンダロックインを排除した完全にオープンなネットワークOSになっている。オープンなコミュニティを通して、世界中の開発者がソフトウェアの機能開発と堅牢性の向上に貢献し、急速に成長するエコシステムを形成している。
 APRESIA はEdgecoreについて「OCP(Open Compute Project)認定のハードウェアをフルラインナップで提供し、世界中のデータセンタ、サービスプロバイダー、エンタープライズで多数の実績を持つオープンネットワーキングをリードするトップランナーだ。SONiCコミュニティへの主要なコントリビューターであるEdgecoreは、オープンネットワーキングの利用をさらに加速・拡大するために、SONiC NOSを強力に支援している」と説明している。
 APRESIAは、日本におけるEdgecoreのオープンネットワーキング製品のプレミアムディストリビューターとして、数多くのユーザに製品と技術サポートを提供してきた。APRESIAは「オープンネットワーキング製品の日本における展開で培った技術力・サポート力を元に、日本のお客様にSONiCとオープンネットワーキングのメリットを傍受いただけるよう、Edgecoreプラットフォームを活用したSONiCソリューションを強力にサポートしていく。オープンハードウェアとオープンネットワークOS、また商用サポートの提供により、オープンイノベーションがさらに加速し、組織の大小に関わらず、誰もがオープンネットワーキングのメリットを得られると確信している」という。

 Edgecore Networks President and CEO of Edgecore NetworksのGeorge Tchaparian氏は「SONiCは、データセンタ市場におけるオープンネットワーキングのイノベーションを加速させるためのオープンコミュニティにさらなる重要性と連携をもたらす。Edgecoreは、次世代データセンタの需要を満たすため、日本における戦略的パートナーの1社であるAPRESIAと協力して、Edgecoreの統合オープンハードウェアおよびオープンソフトウェアソリューションを日本で推進し、SONiCを実行するオープンネットワークインフラストラクチャを提供できることを大変嬉しく思っている。これは、企業やサービスプロバイダーの様々なデータセンタのニーズに合わせた、理想的でカスタマイズされたコスト効率の高いソリューションとなるだろう」とコメントを出している。