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KPNオランダがエリクソンの5Gコアを選定

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 エリクソンは10月15日、オランダの通信事業者KPNのモバイルコアネットワークベンダに選定されたと発表した。(本抄訳は11月4日にエリクソンの日本法人が発表)
 エリクソンは5年間の契約に基づき、サードラインサポートサービスを備えたシステム統合プログラムを含む、完全なサポートサービスを備えたデュアルモード5Gコアソフトウェアを展開する。

 エリクソン5GコアはKPNの既存の2G/3G/4Gパケットコアとシグナリングテクノロジーの性能を大幅に高めKPNによる初のSA 5Gネットワーク展開を実現する。
 安全なクラウドネイティブのデュアルモードのエリクソン5Gコアにより、KPNは既存の消費者市場のデータ需要に増大に対応し、かつ強化されたネットワークスライシング機能のサポートをもとに新興の企業分野の5Gによるイノベーションの機会を追求できる。これは スマートトランスポートや新しい超低遅延ゲームのユースケースなどの重要な需要を伴うIoTアプリケーションも含む。

 KPNの技術およびデジタルの最高責任者兼取締役のBabak Fouladi氏は「この新しい5Gコアネットワークにより、私たちはモバイルテクノロジーの次の時代に突入している。最新のテクノロジーを持つエリクソンと提携することにより、ギガビットデータレートやリアルタイム通信、大規模なIoTが現実のものになりつつある。これによりお客様と社会に新しい機能の提供が可能となり、オランダにふさわしいネットワークを提供するというKPNの約束を果たすことができる」とコメントを出している。
 エリクソンの欧州およびラテンアメリカ部門社長であるArun Bansal氏は「私たちの最先端技術の5Gコアソリューションを通じて KPNとの100年にわたるパートナーシップを拡大できることをうれしく思う。エリクソンはKPNと緊密に連携し、オランダの消費者と企業がデジタル化を促進する5Gによる新たな機会から利益を得ることができるようにする。エリクソンのクラウドネイティブデュアルモード5Gコアは、最先端のコンテナベースのマイクロサービスアーキテクチャを提供する。これによりKPNは新しいビジネスモデルの開発が可能となり、ネットワークの運用効率をさらに高いレベルへ引き上げることができるはずだ」とコメントを出している。