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Aetinaが新しいエッジAIソリューションのシリーズDeviceEdge Miniを発表

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 エッジAIソリューションのプロバイダであるAetina Corporationは6月1日(台北)、Computex 2021で、新しいDeviceEdgeシリーズのエッジAI対応コンピュータDeviceEdge Miniを発表した。(情報提供:共同通信JBN)

 DeviceEdge Mini Seriesは、NVIDIA JetsonエッジAIプラットフォームの強力なパフォーマンスを活用する。このソリューションは、スマートトランスポーテーション、ファクトリ、リテール、ヘルスケア、AIoT、ロボティックスなどのアプリケーション向けのJetson Xavier NX、Jetson Nano、Jetson TX2 NX を含むNVIDIA Jetsonシステム・オン・モジュール(SOM)に基づくAetinaのエッジAIシステム製品を拡大する。

 DeviceEdge Miniは、Aetina DeviceEdgeプラットフォーム・ラインアップの最新製品であり、多数のオプションとSKUを提供し、開発者がAIアプリケーションを構築し大量生産することを支援する。260ピンSO-DIMMコネクタを使用するこの固定メカニズムは、Jetson Xavier NX、Jetson Nano、Jetson TX2 NXなど様々なNVIDIA Jetson SOMにフレキシブルに組み込み可能だ。また、DeviceEdge Mini Seriesは128GB NVMe SSDにも拡大し、SATA SSDよりも25倍速くデータ転送できるエッジコンピューティングアプリケーションを実行する。DeviceEdge Mini SeriesにデザインされたボタンiTonsは、ワンキーリカバリが利用可能であり、今後はよりカスタム化されたAI対応機能が開発される。

 Aetinaは、オーソドックスではあるが3つの多様なI/Oレイアウトで、NVIDIA Jetsonプラットフォームの強力な機能を活用する次の製品を発表した。

  • Mini Series M1は、PDサポートを搭載し、アダプタなしでEthernet装置から電力の供給を受けることができる。開発者はインスピレーションを簡略化し、スペースを節約できる一方、材料および人件コストを軽減できる。
  • Mini Series M2は、2つのPSEフォーマットをサポートし、Ethernetケーブルを通じて電力を供給する。2つのPoEカメラは、最大100メートルの距離まで送信できるので、セキュリティおよび検知システムにとって最適だ。
  • Mini Series M3は最大8つの圧縮カメラで展開され、コストを軽減するとともにスマート工場やスマートリテールアプリケーションでフロー検査の開発を加速する。

 全てのMini Series製品は、リアルタイムのリモート監視を提供して全ての展開デバイスの状態を制御するAetinaのエッジデバイス・モニタリング・ソフトウエアEdgeEyeをサポートする。AetinaのDeviceEdge Mini Seriesは、エッジAIアプリケーションを構築する開発者にタイムリーでフレキシブルかつ総合的なソリューションを提供する。M1、M2、M3は7月に発売される。