光通信、映像伝送ビジネスの実務者向け専門情報サイト

光通信ビジネスの実務者向け専門誌 - オプトコム

有料会員様向けコンテンツ

三菱電機が「5G OPEN INNOVATION Lab」を開設

DX/IoT/AI 無料

新たなビジネスやサービスの創出に向け、顧客やパートナー企業との共創の場を提供

三菱電機は6月28日、総務省からローカル5G免許を取得し、情報技術総合研究所(神奈川県鎌倉市)構内に顧客やパートナー企業と共同研究や実証実験を行う「5G OPEN INNOVATION Lab(5Gオープンイノベーションラボ)」を6月30日に開設すると発表した。

5G OPEN INNOVATION Lab。延床面積は132m2。事業課題やビジネスアイデアを持つ顧客やパートナー企業に対して、実証アイデアや対応ソリューションの検討を初期段階から支援するとともに、ローカル5G環境を活用した共同研究や実証実験を実施する。

背景・ねらい
 総務省はローカル5Gを2019年12月に制度化し、2020年12月には、広い通信エリアの構築が可能で利便性が高いSub-6(サブシックス:6GHz帯未満の4.6GHzから4.9GHz)が追加された。Sub-6の追加により、ローカル5Gを活用したソリューションの利用環境が整い、今後の市場の拡大が見込まれている。
 三菱電機は、2020年5月に名古屋製作所においてミリ波帯を用いたローカル5Gの実証実験を開始し、製造現場への適用を検証してきた。同社は「5G OPEN INNOVATION Labでは、Sub-6のうち4.8GHzから4.9GHzの周波数を活用し、顧客やパートナー企業との共同研究や実証実験を実施し、新たなビジネスやサービスの創出を目指す」との考えを示している。
 「5G OPEN INNOVATION Lab」を利用する顧客やパートナー企業は、同社が提供するアプリケーションの活用に加え、自社のアプリケーションを持ち込み、他の無線方式(Wi-Fi6およびプライベートLTE)との比較を行いながら、ビジネスソリューションの実証が可能だ。

関連記事

映像伝送/CATV

無料 ローカル5Gを活用した湾内におけるブリ養殖給餌業務完全無人化に向けた自動操船の実証【シンクレイヤ】

 シンクレイヤは3月14日、ZTVを中心とした16の団体・事業者からなるコンソーシアムにて実施される「ローカル5Gを活用した湾内におけるブリ養殖給餌業務完全無人化に向けた自動操船(以下、本実証)」を三重県尾鷲市において実…

更新

続きを見る