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KDDIが、タイ・バンコクにデータセンタ「TELEHOUSE Bangkok」を新設

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最も相互接続のしやすい高品質なインターコネクションデータセンタ

 KDDIは1月12日、2023年春をめどに、タイの首都バンコクにデータセンタ「TELEHOUSE Bangkok」を新設すると発表した。

 このデータセンタは約100億円を投資し建設しており、「TELEHOUSE」ブランドのデータセンタとしては東南アジアで最大規模となる。
 タイ国内通信事業者の主要ネットワーク設備の設置を予定し、世界各国とタイの相互接続がしやすい環境を構築する。また、バンコク初の4ルートからの通信回線引き込みにより、災害などさまざまなリスクにおいても通信を途切れさせない高い冗長性を実現するという。
 KDDIは「国内外のさまざまなコンテンツプロバイダやクラウド事業者、通信事業者などのお客さまにとって、『最も相互接続のしやすい高品質なインターコネクションデータセンタ』をめざし、法人のお客さまのグローバルビジネスを支援する」との考えを示している。

TELEHOUSE Bangkok 完成イメージ図


通信線の4ルート冗長性

 世界的なパンデミックによるデジタル化の加速に伴い、パブリッククラウドの需要が増大している。東南アジアの中心に位置するタイは、デジタルエコノミーの成長に基づくデータセンタ市場の成長性 (CAGR) が27%で、今後さらなるニーズの高まりが予測される。
 KDDIはこうした市場環境を踏まえ、2021年11月5日に子会社としてTELEHOUSE (Thailand)を設立し、タイ国内におけるデータセンタ事業を中心としたビジネス展開を図っている。

 KDDIは、データセンタ事業を世界10カ国以上、45拠点以上で「TELEHOUSE」ブランドを展開。30年以上の実績があり、ビジネスセグメントにおける成長分野と位置付けている。
 KDDIは「今後も最新設備とコネクティビティを活かしたデータセンタ事業者として、お客さまのビジネス成長をサポートするほか、グローバルで高品質なデータセンタを展開するTELEHOUSEの経験を活かし、東南アジアにおけるデータセンタ事業の拡大を図っていく」としている。

新データセンタ概要
階数:3階建て
延床面積:9,000平方メートル
受電電圧:9.5メガ・ボルトアンペア
非常用発電機保持時間:48時間