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FOCが100G QSFP28 ZR4の提供を開始

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100G QSFP28 ZR4トランシーバ

 富⼠通オプティカルコンポーネンツ(FOC)は1月20日、データセンタ間の80km光ネットワークの省電力化を実現するQSFP28 ZR4光トランシーバの提供を開始したことを発表した。
 この製品により、データセンタ間の光ネットワークにおいて従来使用されていた光増幅器を用いずに、ルータ間の直接接続が可能となり、ネットワーク全体の設備費用の削減、及び省電力化の実現に繋がる。
 FOCは「光コンポーネントの提供を通じ、『Industry, innovation and infrastructure(産業と技術革新の基盤)』の実現に向け、SDGsの目標9などに掲げられている取り組みを推進していく」と方針を示している。

背景

 近年、動画コンテンツサービスやリモートワークの拡大等により、通信トラフィックは増大しつづけており、データセンタを接続する光ネットワークの拡大需要が増している。これまで、80km接続には、通信キャリア向けのメトロネットワークにも用いられる高性能なコヒーレント技術と光増幅器が使われていたが、低コスト化と省電力化が課題だった。
 今回、FOCは、これまで培ってきた光トランシーバ・デバイスの開発技術を活かし、従来の100G 40km伝送用の光トランシーバを発展させ、伝送距離を80kmにまで延ばしたQSFP28 ZR4を開発した。 これにより、コヒーレント技術と光増幅器を用いずに、直接、ルータ間の接続が可能となり、ネットワーク全体の設備費用の削減、および省電力化を実現する。

新製品の特徴

高出力パワー対応、OTU4信号収容
 80km伝送を可能とすべく、光受信性能の向上をさせるだけでなく、光出力パワー(Tx Power[OMA])を+2.5dBmに高くしている。さらに、消費電力を保ちつつ、高い光出力パワー+3.5dBm仕様を製品ラインナップに加え、より多くの光ネットワークへの対応を可能とした。
 また、100Gイーサネット信号(伝送データレート 103.1Gbps)より高速な100G OTU4信号(111.8bps)でも仕様化し、ラインナップに加えることで、通信基幹網に用いられているOTN規格のサービス提供を可能としている。

外形、電気インターフェース、サポート機能の標準仕様準拠
 40km伝送用の100G QSFP28 ER4と共通プラットフォーム設計であり、外形、ピン配列、サポート機能、電気インターフェースをSFF-8661,8679と40km伝送用のIEEE 100GBASE-ER4規格、ITU-T G.959.1 OTU4規格(4L1-9C1F)に準拠しており、ER4からZR4へ容易に置き換えることが可能だ。

QSFP28 ZR4 トランシーバ 製品ラインアップ