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ミライト・ワンが大規模イベントDXとして、日本初のローカル5G+ドローン空撮による 花火イベントのライブ・ストリーミングを実施

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 ミライト・ワンは10月5日、FIREWORKS、ソニーと共同で、大規模イベントDXとして、ローカル5Gとスマートフォンを活用し、クラウドで制作した映像のライブ・ストリーミングを『三陸花火競技大会2022』において実施すると発表した。

 今回、ミライト・ワンは、大会会場である高田松原運動公園において、ローカル5G通信エリアを構築し、百数十メートルの上空から花火撮影用ドローンが撮影した大容量の映像を、低遅延でアップロードする環境を提供する。
 また、ソニーとともに構築に際し上空の電波測定を行い、「電波の見える化」を3Dモデルで実現することにより、本番での安定した高品質なライブ・ストリーミングの提供へ寄与する。

 ソニーは、ローカル5G経由でクラウド中継システム『M2 Live』に映像をアップロードする環境を提供する。
 ソニーのドローン『Airpeak S1』にフルサイズミラーレス一眼カメラ『α7 IV』と5G対応スマートフォン『Xperia PRO』(※本実験用の特別仕様モデル)を搭載し、撮影した映像を5Gで伝送する。
 また、地上に設置した数台のカメラの映像も同様に『M2 Live』にアップロードし、それらをリモートスイッチングで簡単に切り替えることができる。すべて『M2 Live』のシステム上で操作ができるため、特別な編集機材や場所が不要だ。様々な視点からの映像を使って、効率的で表現力の高いライブ・ストリーミングの映像制作を実現するという。

 ミライト・ワンは「FIREWORKS、ソニーと共同で最新のICT技術を活用した大規模イベントDXに取り組み、効率的で魅力のある花火大会の運用を実現するとともに、他のイベントにも適用するソリューションとして検討していく」との考えを示している。

システム構成図