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カンボジア王国の港湾近代化のための電子情報処理システム運用開始セレモニーが開催【エクシオグループ】

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 エクシオグループは、カンボジア王国(以下、カンボジア)の港湾近代化のための電子情報処理システムである港湾EDI(Electronic Data Interchange)システムの構築を、2020年11月より実施してきており、このたび予定通り構築が完了し、その運用開始セレモニーがカンボジア政府主催により首都プノンペンで開催されたことを発表した。

 エクシオグループは「本案件は、日本政府・独立行政法人国際協力機構による無償資金協力事業案件であり、カンボジア港湾手続きシステムCNSW(Cambodia National Single Window)の開発実績がある当社グループ会社のGUUDとともに開発を実施してきた」と説明している。

港湾EDIシステムの概要図

 港湾EDIシステムによって、カンボジアのシハヌークビル港及びプノンペン港における入出港に係る申請・届出等の電子化を実現した。これにより、入港前に手続き書類をオンラインで提出でき、入港と同時に荷下ろしができるなどカンボジアの輸出入手続きの効率化、手続きの透明性向上、コスト削減及び国際調和化が実現し、港湾行政の近代化が達成された。

 2022年8月17日に港湾EDIシステムの運用開始を祝して、カンボジア公共事業運輸省(英名:Ministry of Public Works and Transport)のスン・チャントール上級大臣ほか、駐カンボジア日本大使、国際協力機構(JICA)カンボジア事務所長をはじめ国内外関係者を200人ほど集めた運用開始セレモニーが執り行われたという。
 エクシオグループは「今後は、IoTソリューションを提供するグループ会社のAscent Solutionsと連携し、IoT技術を活用した貿易デジタルソリューションの実現に向け、CNSWプロジェクト、港湾EDIプロジェクトの拡張をカンボジア政府に提案していく予定だ」としている。

港湾EDIの運用開始セレモニーの様子