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福岡大学が、キャンパスネットワークの負荷分散のため「A10 Thunder CFW」を導入

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2万を超えるデバイスからの通信を処理し、教育や医療を支える安定したキャンパスネットワークを実現

 A10ネットワークス(以下、A10)は12月15日、福岡大学が、キャンパスネットワークにおけるハイブリッドクラウド環境の負荷分散のため、統合型ADC+ファイアウォール製品「A10 Thunder CFW」を導入したことを発表した。

導入背景
 約2万人の学生が1つのキャンパスに集う、西日本屈指の規模を誇る福岡大学は、総合教育や研究、医療の提供を支えるICT基盤を、時代の変化に合わせて刷新し続けている。同大学は、次世代のICT基盤であるキャンパスネットワークを新たに構築するにあたり、ハイブリッド環境に複数設置したサーバ群の負荷分散が必要となった。
 この負荷分散を実現するソリューションには、学内の全てのシステムを学生や教職員、医療従事者が快適に利用できるよう、最大セッション数やコネクション処理の性能に加えて、冗長性の高さやIPv4/IPv6双方への対応、安定した暗号化・復号の能力が求められた。
 同大学は、独自OSによる高い性能や拡張性、過去のICT基盤における導入実績を決め手として、キャンパスネットワークの負荷分散を担うソリューションとしてA10 Thunder CFWを導入したという。

導入効果
 A10 Thunder CFWは、サービス事業者から企業、自治体が可用性とセキュリティを確保するために必要となる様々なネットワーク・セキュリティ機能を統合したADC+ファイアウォール製品。
 新たに稼働を開始している福岡大学のキャンパスネットワークでは、4台のA10 Thunder CFWが設置され、クラウド上に構築されたサーバ構築基盤と2箇所のオンプレミスサーバ群の負荷分散を担っている。オンプレミスをアクティブ、クラウド環境をスタンバイとして利用することで、万一の障害に備える構成を実現している。
 負荷分散対象は、DNSサーバをはじめ、安全な無線LANアクセスのための認証系サーバ、学内設置のNTPサーバ、キャッシュサーバ、ウェブコンテンツを制限するためのプロキシサーバなどの仮想環境で動作するサーバ群となり、2万を超えるデバイスからの通信がA10 Thunder CFWに集約されている。
 トラブルが発生することなく安定稼働を続けており、A10 Thunder CFWが教育や医療を支える安定したキャンパスネットワークを支えている。
 同大学は、今後も環境の変化に柔軟に対応できるようキャンパスネットワークの整備を続ける中で、SSL/TLS可視化機能によるセキュリティの強化など、豊富な機能を備えるA10 Thunder CFWの活用拡大を検討しているという。

導入イメージ図