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「NTT R&Dフォーラム2018(秋)」に見る通信キャリアの最新技術【迅速にサービス提供・復旧するネットワーク】

特集 有料

 NTTでは、キャリアネットワークの中にクラウド・データセンタを構築してサービスを提供するビジネスや、B2B2XのミドルBに該当するサービス提供事業者をサポートするためのネットワーク設備、クラウド、アプリケーション提供に際し、迅速なサービス提供や、故障時の迅速な自動復旧が可能なネットワークを実現する技術を研究している。
 担当者は「新たなサービスをご提供する際や保守の際に必要となる作業の自動化を、更に拡大する。例えば、ネットワークの復旧を自動化することで、人の手よりも迅速な復旧が実現できるので、故障時にお客様への影響を最小限に抑えることができる。また、復旧を自動化することにより、24時間保守の体制でも人員を減らすことができるので、今後の労働者人口の減少への対策にも繋がる」と話している。
 会場では研究の進捗状況として、ネットワークの変化に柔軟かつ自動的に適応するための「伝送網の最適計画・NWリソースの最適制御技術」や、品質目標を満たしつつ運用を最適化するための「ゼロタッチオペレーションに向けた運用技術」、ICTシステム障害による顧客への影響を最小化する「Network-AI活用による障害対応高度化」、サイレント故障の発生箇所と要因を迅速に特定する「光伝送網における故障評定技術」など、複数の最新技術が紹介されていた。

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