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「ケーブル技術ショー2022」技術展示会場Preview【データコントロルズ】

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 同社はメディアコンバータ・イーサネットスイッチなど光の伝送装置を取り扱っており、帯域も100M・1G・3G(VIDEO用)・10G・40G・100G・200G・400Gと幅広くラインアップしている。SDI SFPモジュールも提供しているので、VIDEO SFPと合わせて映像伝送も可能だ。WDM対応製品も用意している。

400/200/100G DWDM伝送の1Uプラットフォーム

 新製品「DCOTNシリーズ」は、DCIデータセンタ相互接続アプリケーション向けの400/200/100G DWDM伝送プラットフォーム。
 近距離相互接続と長距離伝送の両方に適しており100G/10Gクライアントをサポートできる。ライン側では200G・400Gの単一波長CFP2チューナブルDWDMコヒーレントや複数のFECをサポート。
 100G/10Gクライアント信号を400G/200Gラインへ集約し長距離伝送を可能にすることでデータセンタ、プロバイダ、ダーク事業社へ最大1.6Tの相互接続を提供できる。
 23dB100km区間に対応でき、アンプ、DWDMフィルタを使用することで更なる拡張も可能だ。
 モジュールタイプになっており、マックスポンダモジュールは「クライアント QSFP28 100G×4~ライン CFP2DCO 400G×1」「クライアント QSFP28 100G×4~ライン CFP2DCO 200G/100G×2」「クライアント SFP+ 10G×20~ライン CFP2DCO 200G/100G×1」をラインアップ。また、「光アンプボード」「光回線保護ボード」「DWDMフィルタ」の各モジュールも用意されている。
 同社は「これまで10Gや1Gを中心にご提案していたが、国内のお客様から100G以上の製品のご要望が増えているので、今年からご提案を始めた」と説明している。
 その他の特長は次の通り。

  • ホットスワップ冗長電源/冗長二重反転ファン。前面吸気、背面排気
  • 1クライアントからのスモールスタートが可能、必要な時にモジュールを追加するPay-As-You-Go
  • DWDMフィルタ・アンプ・回線スイッチなどのオプションモジュールも追加実装可能
  • ライン側はSD-FECを含む複数のFECやGCCインバンドリモート監視に対応、クライアント側はRS-FEC対応
  • 内部レイヤ1暗号化(対応予定)

「DCOTNシリーズ」のデモの様子。1Uサイズの筐体に4スロットを備えており、最大1.6T伝送を実現。最大消費電力は400W。大伝送容量、省サイズ、低消費電力といった、データセンタのアプリケーション要件を完全に満たしている。

100M/1G/10G、シリアル、FXO対応マルチサービスプラットフォーム

 FRM220シリーズは、100M/1G/10G、シリアル、FXOなど各種に対応したマルチサービスプラットフォーム。高密度なメディアコンバータモジュールの信頼性の高いソリューションを提供でき、通信事業、エンタープライズ、長距離伝送、ファクトリーオートメーションなどの幅広いアプリケーションで実績のある製品だ。
 同社は「お客様のネットワークの規模に応じて集合シャーシとモジュールを選択して構築できるメディアコンバータだ。テレワーク需要もあり、CATV事業者や通信キャリアをはじめ幅広いお客様への導入実績が伸びている状況だ。弊社では在庫を確保しているので、半導体不足の影響は抑えている」と話す。
 集合シャーシは、2U 20スロット、1U 8スロット、1U 4スロットの3タイプを用意。20スロットと8スロット集合シャーシ用の電源モジュール、ファン、管理モジュール、インターフェイスカードは全てホットスワップ対応のため、他の機能を稼働したまま交換が可能だ。4スロット集合シャーシは固定タイプのAC、DC電源内蔵。電源オプションは、AC、DC電源またはAC + DC、AC + AC、DC + DC冗長電源より選択できる。
 ネットワーク管理カードを搭載することで、ネットワーク管理者は各スロットに挿入されたカードモジュールの設定および監視ができる。管理はローカル、またはTelnet、WebやSNMPを用いてネットワーク経由で行うことができる。スロットに挿入されているカードモジュールがIEEE 802.3ahをサポートしている場合、管理モジュールはリモートCPEのステータスも監視できるという。

FRM220シリーズ。集合シャーシだけでなく、スタンドアロン シャーシ(1スロット用/2スロット用)もラインアップしている。

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