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高速Ethernetオプティクスレポート【ライトカウンティング】

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 2007年にGoogle向けに10GbE SFP+オプティクスの早期販売から始まり、2010-2016年の間に高速オプティクスの世界的需要は激増した。2016年に40GbEオプティクス量産出荷は300万台を超え、78%はクラウド顧客向けだった。100GbE光トランシーバの出荷は2017年に300万台に届きそうであり、ライトカウンティングの前回の予測を上回る。

 2017年、100GbEトランシーバの出荷予測は、一部は主要サプライヤの推定製造能力に基づいていた。これらベンダの多くは、予想以上に早く製造を増やすことができ、しかも2017年に新興ベンダ数社が100GbEモジュールの出荷を開始した。100GbE製品の主要顧客は、2018年には購買を2倍、できれば3倍にすることを計画している。サプライヤにとっては、また需要に追いつくのに汲々とする年になり、利益が増える見込みである。この状況を反映して、ライトカウンティングは2018年、多くの100GbE製品の出荷予測を増やした。これは、400GbEオブティクスの予測が含まれている同社の長期予測にも影響を与えた。

 ライトカウンティングの予測法は、データセンタ内の光接続のアグリゲート帯域の成長率とデータセンタトラフィックとの関連を含んでいる。Amazon、Facebook、Googleは、彼らのメガデータセンタのトラフィックは、2016年に100%以上増加すると指摘していた。また、2017年もこの増加率にとどまりそうである。これらのベンダへの光トランシーバの出荷についてライトカウンティングが収集したデータは、年に100%のトラフィック成長とほぼ一致している。

 図は、クラウドデータセンタ内の光接続の帯域成長率に対するライトカウンティングのデータと予測を示しており、2016-2017は鋭く伸びている。また、図は、Cisco 2016によるクラウドデータセンタ内のトラフィック成長の予測も示している。カーブの食い違いは、メガデータセンタオペレータのオプティクスに対する需要を業界がいかに過小評価しているかを説明している。

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