光通信、映像伝送ビジネスの実務者向け専門情報サイト

光通信ビジネスの実務者向け専門誌 - オプトコム

有料会員様向けコンテンツ

ADVAが、ポスト量子暗号を使用した世界初の光トランスポートソリューションを発表

期間限定無料公開 有料

期間限定無料公開記事

 ADVAは7月8日、ポスト量子暗号(PQC:Post-Quantum Cryptography)によって保護された業界初の光トランスポートソリューションを発表した。

 この光暗号化ソリューション「FSP 3000 ConnectGuard」は、最新の暗号化アルゴリズムを破る可能性のある量子コンピュータからのサイバー攻撃からデータを保護する。量子安全セキュリティ技術は、PQCアルゴリズムと従来の暗号化方式を組み合わせたハイブリッド鍵交換システムを用いている。同社は「暗号化の俊敏性のために構築されたこのソリューションは、将来のソフトウェア更新の準備もできており、現在および今後数十年にわたって最も堅牢なネットワーク保護を提供する」としている。

光暗号化ソリューションのイメージ

 ADVAのCTOであるChristoph Glingener氏は「市場初のクァンタムセーフFSP3000 ConnectGuard暗号化テクノロジーは、量子コンピュータがもたらす緊急の脅威に対応し、危険が顕在化する前に組織にネットワークを保護する方法を提供する。当社の顧客のデータは、サイバー犯罪者が情報を収集する意図からも完全に保護され、今日それを保存して明日それを利用することができる」としており、「私たちは、動いているデータに対して長期的なセキュリティを提供している。さらに、当社のソリューションは、NISTのPQC標準化競争を含む新しい仕様に準拠するために、今後のアップグレードの準備もできている」とコメントを出している。

 ADVAの先端技術担当シニア ヴァイスプレジデントであるJörg-Peter Elbers氏は「世界のあらゆる組織が、量子コンピューティングが表すセキュリティの脅威を認識している。多くの専門家が今後10年間に高性能な市販の量子コンピュータを予測しているため、危険は非常に現実的かつ深刻であることが広く理解されている。そのため、今後の課題に対応できる世界初のトランスポートソリューションの開発に多大な時間とエネルギーを費やしてきた」としており、「PQCセキュリティをFSP 3000 ConnectGuard光暗号化ソリューションに統合することで、お客様が明日の脅威から今日のネットワークを保護できるようになる。当社のソリューションは簡単に導入でき、必要なのはエンドポイントアクセスのみとなる。さらに、あらゆる距離で、あらゆる光トランスポートネットワークで機能する」とコメントを出している。

「FSP 3000 ConnectGuard」のインターフェイス